2018年2月9日、新たな冷戦の気配が見(jiàn)え隠れしている。米國(guó)のトランプ政権は中國(guó)とロシアを國(guó)際秩序の現(xiàn)狀変更を目指す「修正主義國(guó)家」と位置付けた「國(guó)家防衛(wèi)戦略」に続き、核の役割と能力を拡大する「核戦略見(jiàn)直し」（NPR）を公表した。これに対し、中國(guó)は「斷固たる反対」を表明?！竿絼氦私Kわる」とも非難している。

新冷戦の影は歐州にいち早く忍び寄っている。ウクライナ危機(jī)に介入したロシアは2014年3月、クリミア半島併合に踏み切り、強(qiáng)まるロシアの脅威に対して北大西洋條約機(jī)構(gòu)（NATO）はポーランドやエストニア、リトアニア、ラトビアのバルト3國(guó)に多國(guó)籍部隊(duì)を展開(kāi)している。スウェーデンは1月に徴兵制を復(fù)活させたほか、米CNNによると、戦爭(zhēng)に巻き込まれる事態(tài)を想定した備えを呼び掛けるパンフレットを春にも470萬(wàn)世帯に配布するという。

米國(guó)の今後5?10年間の核政策の指針となるNPRの策定は、オバマ政権下の2010年以來(lái)。中國(guó)やロシアによる急激な核戦力増強(qiáng)や北朝鮮による核開(kāi)発など、安全保障をめぐる環(huán)境が大きく変貌したとの認(rèn)識(shí)を土臺(tái)とし、今日のさまざまな脅威に対応するには「柔軟かつ多様な核戦力」が必要としている。

具體的には、潛水艦発射弾道ミサイル搭載用の核弾頭を改良し、爆発を小規(guī)模に抑える機(jī)能を付加すると明記。長(zhǎng)期的には海洋発射型の核巡航ミサイルを開(kāi)発する方針を示した。米國(guó)や同盟國(guó)のインフラなどに対する非核攻撃にも核で報(bào)復(fù)する可能性も示すなど冷戦後、米ロが続けてきた核軍縮の流れには逆行する形だ。

NPRについて、中國(guó)國(guó)防部の任國(guó)強(qiáng)報(bào)道官は「中國(guó)の核戦力が脅威だと誇張しており、斷固反対する」との談話を発表。「米國(guó)は世界最大の核兵器庫(kù)の保有國(guó)であり、この流れに自ら順応すべきで、反対の方向に向かうべきではない。中國(guó)は米國(guó)が冷戦思考を捨て、自らの核軍縮の特殊かつ優(yōu)先的な責(zé)任を確実に負(fù)い、中國(guó)の戦略意図を正しく理解し、中國(guó)の國(guó)防と軍隊(duì)の建設(shè)を客観的にとらえることを望む」と主張した。

外交部の耿爽報(bào)道官も「中國(guó)側(cè)の政策とやり方を勝手に曲解することで、自らの核兵器拡大?強(qiáng)化の口実を得ようと企てているが、徒労に終わるのは明らかだ」と反発?！该讉?cè)が冷戦思考、ゼロサム思考を棄て、対立的観點(diǎn)から大國(guó)間関係を見(jiàn)るのを止め、平和と発展という時(shí)代の大きな流れに順応し、國(guó)家安全保障における核兵器の役割を引き下げ、的確な行動(dòng)で國(guó)際平和?安定を維持することを望む」と強(qiáng)調(diào)した。

さらに中國(guó)人民解放軍機(jī)関紙?解放軍報(bào)は南シナ海をめぐり、ハリス米太平洋軍司令官が中國(guó)を地域の「破壊的パワー」と批判したことに言及?！钢袊?guó)とアジア各國(guó)が地域の協(xié)力と統(tǒng)合を積極的に推し進(jìn)めている際に、西側(cè)のある國(guó)は中國(guó)と係爭(zhēng)を抱える南シナ海周辺國(guó)と中國(guó)との対立を公然とあおった」と述べ、「破壊的パワーのレッテルを中國(guó)に貼るのは全く當(dāng)たらない」と反論している。（編集/日向）