2018年2月9日、中國外交部の耿爽（グン?シュアン）報(bào)道官は、臺(tái)灣?花蓮市で発生した地震で、日本政府関係者が臺(tái)灣政府関係者に対して用いた呼稱について不快感を示した。

9日に行われた同部定例記者會(huì)見で、耿報(bào)道官は「臺(tái)灣?花蓮地震発生後、日本の一部政府高官が臺(tái)灣にお見舞いメッセージを送った際、公然と『いわゆる臺(tái)灣の公式職務(wù)名』を使用した。この件について中國としてどう考えるか。日本側(cè)に抗議を行ったか」との質(zhì)問を受けた。

この質(zhì)問に対して耿報(bào)道官は「地震に対して中國本土の各界が非常に気にかけている。國務(wù)院臺(tái)灣弁公室の張志軍（ジャン?ジージュン）主任が被災(zāi)地の同胞にお見舞いを示すとともに、救援隊(duì)の臺(tái)灣への派遣、各方面で必要な支援を速やかに提供する意向を示した」とコメント。

そのうえで「強(qiáng)調(diào)したいのは、日本が震災(zāi)の慰問にかこつけて、國際上で公然と『一中一臺(tái)』の姿勢(shì)を示し、1つの中國の原則に背く行動(dòng)をとって、臺(tái)灣問題における日本政府の約束に背いた。中國政府はこれに極めて強(qiáng)い不満を持っており、すでに日本側(cè)に強(qiáng)く抗議を行った」と回答した。

耿報(bào)道官はまた「日本が日中関係における4つの政治文書の原則をしっかり守り、直ちに誤りを正して日中関係に新たな障害を作らないよう督促する」と語った。

中國メディア?観察者網(wǎng)は9日、日本政府の公式サイトが8日に「臺(tái)灣東部で発生した地震を受けた安倍內(nèi)閣総理大臣による蔡英文総統(tǒng)宛てお見舞いメッセージ」を掲載したことについて、日本政府が公式の場(chǎng)で「総統(tǒng)」という呼稱を用いたことに対する問題性を指摘している。（翻訳?編集/川尻）