2018年2月8日、中國(guó)メディアの解放軍報(bào)は、日本は日中関係改善を望むのであれば、誠(chéng)実な行動(dòng)でそれを示すべきだとする記事を掲載した。

記事は、2018年の初めに、安倍首相が日中関係改善について何度も言及し、河野太郎外務(wù)大臣も訪(fǎng)中するなど、日本は日中関係改善の意向を示していると紹介?！袱长欷蠚Z迎すべきことだ」としつつも、「この背後には日本の功利主義がある」と主張した。

その理由の1つが「米國(guó)」という要素だ。記事は「日本の対中政策は米國(guó)の対中政策の影響を大きく受けている」と指摘。昨年、米中関係がある程度改善したため、日本も中國(guó)との関係を改善しないと「わきへ追いやられる危険がある」ため、日本は昨年4月ごろから日中関係改善の意向を示すようになったと分析した。

別の理由は「経済」だ。記事は「中國(guó)は世界第2の経済體で、長(zhǎng)年安定した経済成長(zhǎng)を遂げていて、各國(guó)に大きな市場(chǎng)や投資、ビジネスチャンスを提供している」と紹介。多くの中國(guó)人が海外旅行へ出かけるようになっている中で、アベノミクスの効果が思うように現(xiàn)れない日本は、「日中関係を改善して中國(guó)の経済発展に便乗し、経済を上向かせ外貨収入を得ようとしている」とした。

さらに「外交面」も関係しているという。記事は、秋には自民黨総裁選、來(lái)夏には參議院選挙が控えているため、「安倍首相は支持率を上げる必要がある」と分析。しかし、「経済は振るわず、憲法改正も國(guó)內(nèi)で反対の聲が根強(qiáng)く、外交では北朝鮮の核問(wèn)題が解決せず、北方領(lǐng)土問(wèn)題が進(jìn)展していない」ため、日中関係を改善することで、「ポイントを稼ぎ」支持率上昇につなげたいのだと論じた。

その上で記事は、「日中関係が安定して発展することは両國(guó)の國(guó)民にとって益になるものの、現(xiàn)狀では安定しない狀況だ」と分析。これは、日中関係が直ちに良くなるということはないことを意味しており、「両國(guó)が長(zhǎng)期にわたって努力していく必要がある」とした。

そして、この面で日本は「『口で言ったことを誠(chéng)実に果たし』、中國(guó)との関係に対する正しい見(jiàn)方を持って、中國(guó)としっかりと向かい合う必要がある」と主張?！杆膜膜位疚臅?shū)と四點(diǎn)の原則的共通認(rèn)識(shí)という基礎(chǔ)の上に、コミュニケーションを強(qiáng)化し、相互信頼を深め、矛盾點(diǎn)を適切に処理し、日中関係を正しい方向へ改善?発展させていくべきだ」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/山中）