2018年2月11日、米ボイス?オブ?アメリカ（VOA）中國語版サイトは、北朝鮮の金與正（キム?ヨジョン）氏が韓國の文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)との會談で、文大統(tǒng)領(lǐng)の訪朝を望む金正恩（キム?ジョンウン）氏の意向を伝えたことについて、「米韓協(xié)力を試す狙いがある」との見方があることを伝えた。

韓國大統(tǒng)領(lǐng)府は10日、金正恩氏にとって唯一の妹である金與正氏を通じて伝えられた訪朝のオファーに対し、文大統(tǒng)領(lǐng)が「訪朝実現(xiàn)に向けた適切な環(huán)境づくりを進(jìn)むことを願う」と語ったとしている。

記事は「金正恩氏が、文大統(tǒng)領(lǐng)に早い時(shí)期の平壌訪問オファーを出した。この新たな発展が、閉鎖的な共産黨國家に圧力をかけて核兵器開発を放棄させようとする米トランプ政権の努力を妨害する可能性があるとの分析が出ている」とした。

米シンクタンク?大西洋評議會のシニア研究員であるロバート?マニング氏は「金正恩氏による、米韓間に亀裂を走らせようとする実に高明な措置。南北首脳會談のカードを切って朝鮮半島統(tǒng)一を望む人々の心を利用することにたけている」と分析した。

記事はまた「これまでの南北首脳會談では、韓國が北朝鮮に対して大量の経済援助をする結(jié)果となった。米海軍分析センターの國際問題主任のガウス氏曰く『もし文大統(tǒng)領(lǐng)が過去の大統(tǒng)領(lǐng)と同じ轍（てつ）を踏むようなら、北朝鮮に圧力をかけるトランプ政権の努力に損害を與えることになる』」としている。

さらに「北朝鮮が平昌五輪への代表団派遣を発表して以降、文大統(tǒng)領(lǐng)は米國と北朝鮮との間で綱渡りを試みている。北朝鮮を非核化に向けた協(xié)議のテーブルに戻そうとすると同時(shí)に、北朝鮮の『ほほ笑み外交』を國際制裁緩和や核兵器プロジェクト完成までの時(shí)間稼ぎとみなしている米國の憂慮を打ち消そうとしているのだ」とし、ペンス米副大統(tǒng)領(lǐng)が開會式後に文大統(tǒng)領(lǐng)と會談した際「韓國は引き続き北朝鮮への圧力を支持してくれると信じている」と語ったことを伝えた。（翻訳?編集/川尻）