中國格付け機関、日本の信用格付け見通しを「安定」から「ネガティブ」へ下方修正―中國メディア

Record China    2018年2月12日(月) 16時10分

拡大

11日、中國新聞網(wǎng)は中國の格付け大手、大公國際資信評価が日本の信用格付け見通しを「安定」から「ネガティブ」へと下方修正したと伝えた。寫真は富士山。

2018年2月11日、中國新聞網(wǎng)は中國の格付け大手、大公國際資信評価が日本の信用格付け見通しを「安定」から「ネガティブ」へと下方修正したと伝えた。

同社が11日に発表した報告は「潛在力の成長が鈍化し続けていることが、日本の経済成長を長期的な低水準にとどまらせている。構(gòu)造改革の欠如、強いデフレ心理、賃金増に向けた力の弱さ、企業(yè)の投資に対する慎重姿勢などの要素から、通貨、財政の刺激策の効果が弱まっている。2018年の日本経済の成長率は0.7%、19年は0.6%に減速するだろう」との見解を示している。

また、少子高齢化による人口構(gòu)造の失調(diào)、雇用市場の悪化といった問題が顕著となる上に、イノベーション不足、コーポレート?ガバナンスの悪化によって製造業(yè)の國際競爭力が弱まり産業(yè)の空洞化が深刻化するなどとして、日本の中長期的な平均経済成長率が0.4%の低水準で推移すると分析した。

さらに、経済成長率が伸び悩むことで日本政府は上昇する支出を抑える有効な措置を講じることができないと指摘。18年度の各レベル行政の債務(wù)金額が収入額の743.8%に、19年度には745.0%、中期的には748.0%にまで悪化し、莫大(ばくだい)な負債への対処が困難になっているとした。米國の利率上昇により日本の國債の魅力が弱まり、日本政府の償還能力は下がり続けると展望している。

一方、同社の報告では、日本の自國通貨建て格付けと外貨建て格付けについてはそれぞれA?、Aと據(jù)え置かれた。

報告は「日本政府の債務(wù)は銀行、年金などの國內(nèi)金融機関が約90%を持っており、海外の債権者が金利差拡大を理由に日本國債を売卻するリスクを大幅に軽減している。また、債務(wù)期間構(gòu)造が延び続けていることが日本政府の償還圧力を和らげているほか、経常項目の穏やかな黒字、膨大な海外投資収益、純債権國として安定した地位を確保していることも、日本の外債償還能力を保障する好材料だ」と説明している。(翻訳?編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務(wù)提攜

Record Chinaへの業(yè)務(wù)提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務(wù)提攜