2011年12月12日、インド経済紙?ミントに「アジアの新局面」と題した記事が掲載された。ここ數(shù)カ月の狀況を見ると、中國のアジアの主導(dǎo)権を握りたいという野心は、これまで考えられていたほど抵抗がないわけではない。米國は太平洋諸國を自分の勢力圏にする決意を再度固め、東アジアでは中國政府に完全に依頼したくない傾向が強(qiáng)まっている。15日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

経済大國を目指す中國の臺頭で、冷戦後形成された米國パラダイムが中國政府のコンセンサスにすぐに取って代わるのではないかとの懸念が聞かれる。これは何も新しい話ではない?！钢袊问兰o(jì)」に対する焦りは、世界大恐慌から消えずに存在し続けている。

21世紀(jì)に入り、中國は外交でも勢いを増すばかり。それは東アジア諸國や太平洋諸國に中國に対抗する勢力の存在を望ませる。オーストラリアはインドにもウランを輸出し始め、數(shù)カ國の環(huán)太平洋諸國が米國との関係を回復(fù)し、オーストラリア、日本、ベトナム、シンガポールもインドとの軍事交流を密接にしている。インドはアセアン、韓國ともFTAを締結(jié)している。日本とインドも両國関係を親密にし始めている。中國はインド政府が東アジア沿海で活発に活動することを望んでいないはずだ。

中國はよく経済カードを使って外交目的を達(dá)成するが、このやり方は他國の反発を買いやすい。今は中國の経済力は優(yōu)勢でインドは相手にならないが、中國の外交は時(shí)に激しすぎる。他のアジア諸國も経済、貿(mào)易で今は中國に依存しているが、インドが急速に民主化すれば、中國に代わる主要貿(mào)易相手となることも考えられる。今月末、インドで「アジア太平洋地域問題」を話し合う米國、日本との三國サミットが予定されている。三國ははっきりと中國に対するけん制を表明しているといえる。

中國の経済力、政治力からいって、すぐにインドや米國にはじかれ、門外漢に陥ることはありえないが、地縁政治を今後も活用するつもりなら、他國を威嚇しないこまやかな外交手腕が必要になるだろう。（翻訳?編集/渡邊英子）