中國は急速な発展の陰で課題が山積しており、改革しなければならない點は數(shù)多い。その一つが醫(yī)療問題だ。日本の人口の10倍以上の14億人近い人口を有しやがて高齢化時代を迎える中國では、その抜本的な解決が求められている。外資にも參入の道が開かれつつあり、日本的な経営手法を用いて改革に乗り出そうという動きも活発化している。

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中國政府は2009年に第2次醫(yī)療改革をスタートさせ、公立病院経営の大膽な見直しに著手、外資の參入にも道を開いた。しかし、「これまでに改善されたのは薬の流通卸だけ」（中國醫(yī)療関係者）とされる。中國全體の醫(yī)療費は年々増大、薬品販売額は年20％のペースで伸びているが、醫(yī)療の充実につながっていない?！钢袊摔摔趣盲撇≡氦诵肖趣いΔ长趣?、朝5時ごろから出かけて並び、何時間も待って醫(yī)師の少しばかりの診斷を受けることだ」と患者の多くは不満をあらわにする。

中國の多くの大型病院では1日當(dāng)たりの外來患者數(shù)が1萬人にも達(dá)し、醫(yī)療従事者の通常業(yè)務(wù)に深刻な影響が出ている。さらに、多くの人的エネルギーを醫(yī)薬品の搬入搬出?在庫管理、病棟での業(yè)務(wù)申し送り、患者の介護(hù)などで取られ、醫(yī)師、薬剤師と看護(hù)師は通常業(yè)務(wù)を終わらせるのが精一杯。品質(zhì)やサービスを向上するための余裕はない。その結(jié)果として、醫(yī)療現(xiàn)場ではミスやトラブルが多発している。

こうした中、中國江蘇省の「江蘇華軟聨合科技有限公司」が「患者と醫(yī)療従事者に大きなメリットを與えるプロジェクト」を目標(biāo)に、大膽な計畫を立案、スタートさせた。2010年に、醫(yī)療現(xiàn)場の構(gòu)築?運営のコーディネーター業(yè)務(wù)を行っている「ダイナリンク」（東京都新宿區(qū)、呉寧代表取締役）と戦略パートナー契約を締結(jié)。日本の醫(yī)薬物流方式をベースに、中國現(xiàn)場のニーズに合わせた業(yè)務(wù)設(shè)計を行ったうえで、日本製機(jī)器設(shè)備や業(yè)務(wù)システムなど初めてのオール日本式病院経営パッケージを提案した。

この提案を2011年10月から病床2000床以上、総職員約2700人の大型高度醫(yī)療機(jī)関、南京大學(xué)付屬鼓樓病院が採用、大きな成果を上げつつある。このほか複數(shù)の大型病院が順次実施する予定。醫(yī)療現(xiàn)場という特殊な事情や閉鎖的な環(huán)境など様々なハードルを乗り越えることが可能になったという。

これにより中國の第2次醫(yī)療改革は、ようやく初めて醫(yī)療現(xiàn)場での変革事例を創(chuàng)り出したことになり、多くの同國醫(yī)療関係者が期待している。中國指導(dǎo)層も「公立病院運営改革計畫の著地が見えてきた」と江蘇華軟聨合科技有限公司の成功を評価している、という。（取材?編集/SK）

（＜中國の醫(yī)療改革（2）＞に続く）