2011年12月20日、新華ネットの報道によると、中國社會科學(xué)院は19日、「社會青書：2012年の中國社會情勢の分析と予測」を発表した。

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それによると、中國の國民が今年最も大きな関心を寄せたのは「物価上昇」「高い醫(yī)療費」「収入?貧富の格差」だった。これらの問題を選んだ國民の割合はいずれも3割を超えた。これに「汚職と腐敗」「雇用と失業(yè)」「住宅価格の高騰」などの問題が続いた。

「汚職と腐敗」への関心は大きく上昇し、2008年の19．4％から29．3％へと10ポイントも上昇した?！缸≌瑏瘠胃唑v」も大きく上昇し、2006年の13．1％から、2008年の20．4％に、今年は24．0％に上昇した。この二つの問題への関心が高まったことが、民生問題への関心を相対的に低下させており、「汚職と腐敗」「住宅価格の高騰」が新たな関心事となった。

また、都市人口が総人口に占める割合は、今年初めて50％を超えた。今年は中國の都市化の歴史において重要な1年となった。2010年の第6次全國國勢調(diào)査によると、中國の都市人口比率は49．68％だった?，F(xiàn)在の都市化の進展?fàn)顩rからみると、都市住民の割合は今年、初めて農(nóng)村住民の割合を超える。中國で數(shù)千年にわたって続いてきた農(nóng)村を中心とする人口構(gòu)成が逆転したことを意味し、長い農(nóng)業(yè)文明の歴史を持つ農(nóng)民大國から、都市社會を中心とする新たな成長段階に入ったことを意味する。

政府が農(nóng)村に対する一連の財政上の優(yōu)遇政策を講じたことで、農(nóng)産物価格が上昇し、農(nóng)民の生活水準(zhǔn)が大きく向上した。昨年に続き、今年も農(nóng)民1人當(dāng)たりの純収入の伸びは都市住民の可処分所得を上回った。

これらの変化は偶然ではなく、長期的な傾向の始まりだ。農(nóng)産物価格の上昇と労働力市場での賃金上昇は、農(nóng)民の農(nóng)業(yè)での収入と出稼ぎでの収入という二つの現(xiàn)金収入を急速に増やし、農(nóng)民の現(xiàn)金収入が純収入に占める割合は上昇が続いている。