2011年12月20日、中國の時(shí)事週刊誌?中國新聞週刊は、中國の「北朝鮮に1番近い街」、吉林省延辺朝鮮族自治州の村民から聞いた國境付近の昔と今を報(bào)じた。

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同自治州図們市月晴鎮(zhèn)の馬牌村は、中朝國境の川「図們江（豆満江）」を隔てた向こう岸が北朝鮮。川幅がほんの數(shù)十メートルしかないところもある。清朝末期に北朝鮮から渡ってきた人たちがここに村を作って住み著いた。村民の80％は朝鮮族で、今でもお年寄りの多くは中國語が話せない。

昔は中國側(cè)から北朝鮮側(cè)に渡る人が多かった。中國が大飢饉に陥った1959年からの3年間、夜間こっそりと渡っていく村民の姿も。1967年、北朝鮮の國民総生産（GNP）が53年比8．6倍に達(dá)したころ、延辺に入ってくるコメのほとんどは北朝鮮から運(yùn)ばれてきたものだった。當(dāng)時(shí)は「貧しい中國から豊かな北朝鮮」に食いぶちを求め、川を渡るというパターン。文化大革命の際には迫害を逃れるために向こう岸に渡った人もいた。

ところが、中國で改革開放が始まると形成は逆転。北朝鮮は外國からの援助が激減し、経済狀況が徐々に悪化。今度は北朝鮮からお腹を空かせた人が川を渡ってくるようになった。ピークは1997?1999年。図們市內(nèi)でオートバイタクシーを運(yùn)転していた李（リー）さんは當(dāng)時(shí)、1週間に何人もの「脫北者」を親戚宅まで屆けたという。「一目見て栄養(yǎng)不良と分かる顔。裸足で足の裏から血を流していた」と話す。

その後、取り締まりが厳しくなり、川を渡るのが難しくなった。2002年に日本の瀋陽総領(lǐng)事館に北朝鮮人の一家が亡命を求めて駆け込む事件が起きたが、これもその影響の一端とみられる。2005年ごろから村の國境警備は警察から軍に管轄が変わり、鉄條網(wǎng)が張られ、多數(shù)の隠しカメラが設(shè)置されるようになった。

70年代、中國人も北朝鮮人も一緒に図們江で遊んだ。中國側(cè)で映畫を上映する時(shí)は北朝鮮の子どもたちがこっそり見に來たことも。だが、今はもうその面影はない。北朝鮮は2006年と2009年に地下核実験を?qū)g施。2回目は月晴鎮(zhèn)から120kmほどしか離れていない場所だった。住民たちは「地下水の汚染が心配。當(dāng)局は検査してくれているのか」と不安をあらわにしている。（翻訳?編集/NN）