2011年12月22日、國有企業(yè)トップの自宅に押し入った強盜犯2人が逮捕されたことが分かった。取り調(diào)べにより、5000萬元（約6億円）相當(dāng)の財産を盜んだことが発覚。財産を盜まれた國有企業(yè)トップは汚職、不正蓄財容疑で解任された。京華時報が伝えた。

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強盜被害に遭ったのは中國最大のコークス製造企業(yè)にして山西省最大の國有企業(yè)、山西焦煤集団有限責(zé)任公司理事長、同社共産黨委書記の白培中（バイ?ペイジョン）氏。2008年に同職に就いた。強盜被害後、白氏の妻が警察に通報、300萬元（約3600萬円）相當(dāng)が盜まれたと屆け出た。

ところが強盜2人が逮捕されると、盜まれたのは300萬元どころではなかった。人民元だけで600萬元（約7200萬円）。他にも米ドル、香港ドル、ユーロといった外貨。さらには黃金7?8キロ、有名ブランドの時計、ダイヤモンドの指輪にネックレスなどなど。総額は5000萬元に達したという。

この情報がマイクロブログ経由でネットに流出し、騒ぎとなった。ついには共産黨紀律検査部局が動き出し解任という運びになった。すでに白氏の身柄は拘束され、取り調(diào)べを受けているという。

実は、中國では「泥棒による汚職解明」事件は珍しいものではない。財新網(wǎng)は「泥棒による汚職解明＝過去10年間の10大事件」という記事を発表し注目を集めた。めぼしいものだけ集めても年に1件は、泥棒が汚職官僚摘発に貢獻している計算だ。（翻訳?編集/KT）