日本の文學(xué)作品におけるイヌとネコの扱いの違い―中國メディア

Record China    2018年2月24日(土) 19時(shí)10分

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18日、中國メディアの澎湃新聞が、日本の文學(xué)作品におけるイヌとネコの扱いの違いについて分析する記事を掲載した。

2018年2月18日、中國メディアの澎湃新聞が、日本の文學(xué)作品におけるイヌとネコの扱いの違いについて分析する記事を掲載した。

記事は、今から約1400年前に中國からやってきたネコが、「唐貓」として貴族の間でペットとして飼うのが流行し高い地位になったと紹介。一方、イヌは早くから日本の生活に溶け込んでいるものの、特に文學(xué)作品においてイヌの扱いはネコほどではないと論じた。

例えば、「日本國現(xiàn)報(bào)善悪霊異記」の中では、亡霊がイヌの姿で家に戻り玄関でほえたところ、家の人から追い払われてしまうが、次の年にネコの姿で行ってみたら家の人からもてなされたという記述がある、と指摘した。

「枕草子」でも、イヌとネコに関する記述があるが、ネコは「命婦のおとど」と命名され五位の爵位を授かったのに対し、イヌは「翁丸」という名の凡犬で、「命婦のおとどをかみ付くように」言われて実際そうしようとしたところ、ネコは天皇の懐に逃げ込み、天皇はこのイヌを「打ち懲らして追放するように」と言ったという記述があると紹介した。

また、俳句の中でもイヌとネコの扱いが異なると分析。與謝蕪村の「またうどな犬ふみつけて貓の戀」での重點(diǎn)はネコに置かれていて、ネコと春が結(jié)びついていると指摘。一方、小林一茶の「江戸衆(zhòng)や庵の犬にも御年玉」、「犬どもがよけてくれけり雪の道」や、與謝蕪村の「戸に犬の寢がへる音や冬籠」、松尾芭蕉の「草枕犬も時(shí)雨るるか夜の聲」などの句を見ると、イヌは冬と結(jié)び付けられていると論じた。

しかし、「南総里見八犬伝」のように、イヌが重要な役割を果たしている話もあると紹介。中でも、犬飼現(xiàn)八と犬村大角が化け貓を倒す場面は、「日本の文學(xué)史上、數(shù)少ないイヌがネコに勝つ場面だ」と伝えた。

そして、「八犬伝」は非常に人気が高かったため、これを基にした歌舞伎や芝居が多く作られ、浮世絵にも登場したと説明。しかし、「浮世絵の動(dòng)物界における『統(tǒng)治者』はやはりネコで、歌川國芳が描いた2321匹のネコにはかなわない」としている。(翻訳?編集/山中)

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