2018年2月21日、新華社によると、ある女性が現(xiàn)金19萬3000元（約328萬円）を道に落としたが、1時間以內(nèi)に全額が戻ってきた。

記事によると、2月19日12時10分ごろ、江蘇省徐州市ヒ州市に住む女性が、銀行でおろした19萬3000元を黒いビニール袋に入れて口を縛り、電動バイクの足元に置いて乗っていたところ、振動で口が開いて中の現(xiàn)金が落ちてしまった。しかし女性は気づかずにそのまま走り続け、しばらくしてから袋が空になっていることに気が付いて警察に通報した。

女性が落とした現(xiàn)金は、複數(shù)の市民によって拾われていた。ある人は2萬元（約34萬円）を拾って警察へ屆け、別の人は1萬元（約17萬円）を拾ってやはり警察へ屆けていた。他にも多くの市民が現(xiàn)金を拾って警察へ屆けたという。

そして午後1時ごろには、女性の元に19萬3000元すべてが戻ってきたという。この女性は「全く減ることなく全額戻ってくるとは思わなかった。私はこの町の市民の民度を誇らしく思う」と語ったという。

これに対し、中國のネットユーザーから「これは素晴らしいことだ」「和諧社會だな」「中國人の民度はますます高くなっていて、ますます誇りに感じる」など、稱賛するコメントが多く寄せられた。

また、「この女性はこんな大金をビニール袋に入れて運ぶなんて、ちょっと大膽すぎないか？」というユーザーもいたが、確かに不注意すぎると言えるだろう。

他には、「これは民度が高いのではなく、拾った金額が大きかったから犯罪に巻き込まれるのを恐れただけ」「もし監(jiān)視カメラがなかったらどうなっていただろうね」とする意見もあった。中國では街中の監(jiān)視カメラの設(shè)置臺數(shù)が非常に多く、顔認証システムの導(dǎo)入も進んでいるといわれる。（翻訳?編集/山中）