2018年2月22日、韓國?ニューシスによると、韓國軍が北朝鮮に向けて行っている拡聲器放送から、金正恩（キム?ジョンウン）朝鮮労働黨委員長を直接的に批判する內(nèi)容が全て削除されていたことが分かった。

韓國國會の國防委員長である「自由韓國黨（韓國の最大野黨）」の金學(xué)容（キム?ハクヨン）議員が心理戦団から提出を受けた資料によると、統(tǒng)合參謀は昨年、月間単位の「心理作戦指針」にて、対北朝鮮拡聲器放送で金委員長に言及しないよう指示を出した。

統(tǒng)合參謀本部は「金委員長を攻撃することがむしろ、北朝鮮住民に反感を抱かせる可能性がある」との理由から、対北朝鮮拡聲器の運営を擔當する國軍心理戦団に「金正恩のワードを削除せよ」との指示を出したという。

心理戦団は金委員長に言及した部分を削除し、代わりに「ミサイルの実験発射に多くの予算が費やされ、住民たちは大変な思いをしている」「高位層は贅沢しているのに、住民たちは飢えている」などの文章を追加し、北朝鮮體制に対する批判の強度を大きく下げた。また、韓國で行われている平昌五輪で南北合同チームが結(jié)成されたことなどのニュースを詳しく伝え、韓國と北朝鮮の「民族同質(zhì)性」を強調(diào)しているという。

この報道に韓國のネットユーザーからは多くのコメントが寄せられているが、今回の決定に否定的なものが目立つ?！笖?shù)カ月後には金正恩を稱賛する放送が始まりそう」「すでに赤化統(tǒng)一が始まっている」「心理戦のための拡聲器だったのに、文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)になって北朝鮮軍の心のヒーリング用になった」「ここは北朝鮮？韓國？金正恩が出てこない放送に何の意味がある？」など“親北派”と言われる文大統(tǒng)領(lǐng)に対する不安や批判の聲の他、「もう驚きもしない」「こうなることは分かっていた。今回の政府には何も期待していない」など諦めの聲も寄せられている。

また「政治はトランプ大統(tǒng)領(lǐng)のように、外交は安倍首相のように、報復(fù)は習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席のように、そしてスパイ行為は文大統(tǒng)領(lǐng)のように！」「文大統(tǒng)領(lǐng)は期待を裏切らない。これが朝鮮半島を統(tǒng)一する最も簡単な方法だからね」などと皮肉る聲も。

一方で「五輪をきっかけに広まった和解の雰囲気を壊してはならない」「放送で金正恩の悪口を言っていたら南北対話が実現(xiàn)するはずがない」「対話するためには相手を尊重する姿勢を示すことから始めるべき！」などと擁護する聲も見られた。（翻訳?編集/堂本）