Record China 2018年2月23日(金) 20時10分
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22日、中國では舊正月連休が明け、多くの人が出勤を始めました。中國の伝統(tǒng)的な舊正月ですが、近年その過ごし方に変化が見られています。今回は、2018年の舊正月で見られた5つの変化をご紹介いたします。
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2018年2月22日、中國では舊正月連休が明け、多くの人が出勤を始めました。中國の伝統(tǒng)的な舊正月ですが、近年その過ごし方に変化が見られています。今回は、2018年の舊正月で見られた5つの変化をご紹介いたします。
【その他の寫真】
【舊正月の風物詩?爆竹の使用が減った!】
中國の舊正月と言えば、爆竹を連想する人も多いと思います。爆竹は舊正月だけでなく祝い事の際に中國でよく使われるものです。中國では「爆竹の音を聞かないと新年が來た気がしない」という人もいますが、近年爆竹を鳴らす人が減り、2018年もこの傾向が続きました。爆竹による環(huán)境汚染を改善するため、都市部で規(guī)制が厳しくなっているからです。
五環(huán)路內(nèi)での花火?爆竹が全面禁止された北京では、舊暦大晦日(今年は2月15日)に北京市のPM2.5濃度は昨年と似た大気拡散條件の下、急速に下がりました。ピーク濃度も著しく下がり、午前1?3時の汚染ピークはほぼ消失しました。爆竹による環(huán)境汚染が改善されたというわけです。
【日本で高評価の中國版紅白が中國である変化】
紅白歌合戦が日本人にとって大みそかの風物詩であるように、中國の國営テレビ?CCTVの「春節(jié)聯(lián)歓晩會(春晩)」は中國人にとって舊正月の大みそかの風物詩的な存在です?!钢袊婕t白」と呼ばれ、近年は日本でも生放送され、今年は日本の視聴者からも高評価でしたが、中國では「春晩」離れが広がっているようです。ひと昔であれば、家族でテレビの前に座り「春晩」を見ながら水餃子を食べるというのが中國の舊正月の大みそかの一般的な風景でした。ところが今ではリアルタイムで見る人が減っており、翌日にネットで見る人が増えています。2018年もこうした人が目立ちました。生活スタイルの変化やスマホの普及が影響していると思われます。
【中國の舊正月の食卓に日本酒の姿が!】
舊正月になると中國では家族や親戚が集まって一緒に食事をします。料理は今も昔もさほどの変化はありません。依然として肉や魚など豪勢な料理が並びます。一方で、飲み物に変化があります。中國の食事の場ではアルコール度數(shù)が40?50度の強烈なお酒がよく飲まれていましたが、近年ではワインといったアルコール度數(shù)が低いものが好まれ、2018年ではさらに日本酒の姿も良く見られるようになりました。梅酒も人気のようです。
【舊正月になるとペットホテルも混雑】
ペットも中國の舊正月で近年目立った変化の1つです。かつては番犬的な役割だった犬も今では癒しを與える存在に変化しています。ペットブームで多くの人が犬や貓を飼っている反面、舊正月になると預け先が問題になります。実家が近くならいいのですが、飛行機や高速鉄道を使って帰省する場合、ペットの持ち込みは手続きが面倒なため多くの人がペットホテルといったサービスを利用します。帰省ラッシュで公共の交通機関が混雑するように、この時期になるとペットホテルも混雑し、預け先を見つけるのも一苦労です。
【家族団らんが海外旅行に】
近年中國では発展に伴い海外旅行に出かける人が増えています。これが舊正月の過ごし方にも影響しています。かつて中國の舊正月と言えば、生まれ故郷に集まり家族団らんの時間を過ごすのが一般的な過ごし方でした。それが近年では海外良好に出かける人が増えているのです。中國旅遊研究院とオンライン旅行大手のシートリップの発表によりますと、春節(jié)シーズンの海外旅行者數(shù)は過去最多の650萬人に上ると予測され、その主力となっているのは一家総出で海外に出掛ける1970年代、1980年代生まれの中間層です。さらに、「帰省して親から結(jié)婚を催促されるのが嫌」という理由で旅行を選ぶ若者も多いといいます。日本は人気の目的地で2位となっており、日本では雪見を楽しむのがトレンドだそうです。
生活スタイルなどの変化により、中國人にとって重要なイベントである舊正月の過ごし方にも変化が訪れています。一方で、帰省?Uターンラッシュに伴う特別輸送態(tài)勢「春運」で依然として多くの人が帰省することからも、中國人が故郷を思う気持ちに大きな変化はないのかもしれませんね。(提供/ファニーアジア)
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