2018年2月23日、米中関係筋が明らかにしたところによると、中國(guó)習(xí)近平國(guó)家主席の首席経済アドバイザー、劉鶴?中央財(cái)経領(lǐng)導(dǎo)小組弁公室主任らが早ければ來(lái)週にも訪米し、ワシントンでトランプ政権の側(cè)近でホワイトハウスを率いるケリー大統(tǒng)領(lǐng)首席補(bǔ)佐官、経済政策の要であるコーン國(guó)家経済會(huì)議（NEC）委員長(zhǎng)、ライタイザー米通商代表部（USTR）代表らと會(huì)談することが決まった。

この會(huì)合は、中國(guó)の産業(yè)政策を標(biāo)的とする米通商法301條適用を回避するため、開(kāi)かれるもので、外交擔(dān)當(dāng)トップの楊潔●（＝簾の廣を廠に、兼を虎に）國(guó)務(wù)委員が2月上旬に米國(guó)を訪問(wèn)した際、米中間でセットされたという。

米國(guó)は昨年8月に通商法301條に基づく調(diào)査に著手。制裁措置として中國(guó)製品への高関稅導(dǎo)入などを検討しているとみられ、米通商代表部（USTR）の調(diào)査結(jié)果を受けて1月中にも発動(dòng)されるとの見(jiàn)方もあった。301條は不公正な貿(mào)易があると判斷すれば、大統(tǒng)領(lǐng)権限で一方的に制裁措置を発動(dòng)できる。

來(lái)週にもワシントンで開(kāi)催される米中の會(huì)合では、米國(guó)の対中貿(mào)易赤字を縮小するために、米中両國(guó)が採(cǎi)るべきロードマップ（具體的な方策）を策定される。

301條に基づく米國(guó)の措置は、1月中にも発動(dòng)されるとの見(jiàn)方もあったが、ひとまず先延ばしされている。中國(guó)側(cè)としては、米國(guó)にとって微妙（センシティブ）な品目については「自主規(guī)制協(xié)定」で対応し、知的財(cái)産権保護(hù)の改善、米企業(yè)を標(biāo)的とした行政的保護(hù)政策の削減などで対処したい考え。會(huì)合での協(xié)議結(jié)果は米國(guó)の対中対応を左右するとみられる。

トランプ大統(tǒng)領(lǐng)の娘婿のクシュナー大統(tǒng)領(lǐng)上級(jí)顧問(wèn)が再び対中関係に関與することになったことや自由貿(mào)易を支持するコーン委員長(zhǎng)が今回の米中貿(mào)易會(huì)合に出席することで、保護(hù)主義色の強(qiáng)いライタイザーUSTR代表の主張を抑えられると中國(guó)側(cè)は期待している。

同筋によると、ワシントンでの會(huì)合で協(xié)議が進(jìn)展すれば、2回目會(huì)合が北京で開(kāi)催される。成果がなければ、米國(guó)の対中保護(hù)貿(mào)易政策は従來(lái)の路線に沿って発動(dòng)されることになるという。

劉氏は習(xí)主席の懐刀といわれ、3月の全國(guó)人民代表大會(huì)（全人代）で経済擔(dān)當(dāng)の副首相に昇格すると見(jiàn)られている。（八牧浩行）