2018年3月2日、平昌冬季五輪のスピードスケート女子500メートルで銀メダルに終わった韓國(guó)の李相花を抱きしめた金メダルの小平奈緒。このシーンを韓國(guó)紙は「名場(chǎng)面」と稱(chēng)賛し、「韓國(guó)社會(huì)が『フェアプレイ精神』と競(jìng)爭(zhēng)者や隣人に配慮する『共同體精神』を特に涵養(yǎng)（かんよう）していくことを望む」と訴えている。

中央日?qǐng)?bào)は平昌五輪を振り返る元駐英國(guó)大使で成均館大學(xué)國(guó)家戦略大學(xué)院教授の秋圭昊氏のコラムを掲載。この中で秋氏は「今回の平昌五輪がわれわれ韓國(guó)社會(huì)に投げかけたことは何だろうか」として、「民族談?wù)摗梗褡逭勗挙日摾恚─瓮嘶F(xiàn)象と韓國(guó)社會(huì)の「公正性」を望む市民社會(huì)の熱望を挙げた。

「民族談?wù)摗工摔膜い皮?、「韓國(guó)と北朝鮮が一つであることを見(jiàn)せた開(kāi)會(huì)式の合同入場(chǎng)のような行事がいわゆる『平和オリンピック』を宣言する効果はあったが、韓國(guó)の市民社會(huì)から過(guò)去のような熱を帯びた呼応を受けられず殘念に思った」と指摘。その理由としては「何度かあった類(lèi)似の南北共同スポーツ行事が民族意識(shí)を高めたことはあったが、結(jié)果的に一過(guò)性の儀式に終わってしまった様子を見(jiàn)てきたためではないかと思う」との見(jiàn)方を示している。

「公正性」に関しては「1月に女子アイスホッケー種目で南北合同チームを構(gòu)成するという方針が発表された時(shí)、20、30代に表現(xiàn)される若者たちの広範(fàn)囲にわたる拒否感の表出は新しい現(xiàn)象だったと言える」と言及?！溉粽撙郡沥享n國(guó)代表チームが一定の譲歩をしなければならず、北朝鮮チームには參加の特権が與えられたことを公正ではないと判斷した」としている。

さらに「オリンピックでは競(jìng)技のルールにのっとった公正な競(jìng)爭(zhēng)（フェアプレー）が何よりも重視される。ルールに反する場(chǎng)合は勝ったように見(jiàn)えても、客観的で厳正な審判判定を通じて失格になる」と説明。「今回のオリンピックで私にとって最も印象深かった場(chǎng)面は李相花選手のスピードスケート女子500メートルの決勝だった」と述べた。

秋氏は「最大のライバルで金メダルを取った日本の小平奈緒選手と一緒にそれぞれの國(guó)旗を手に観衆(zhòng)に一人ひとりあいさつをしていた場(chǎng)面は公正な競(jìng)爭(zhēng)を超えるスポーツマンシップを見(jiàn)せてくれたと同時(shí)に、特に韓日両國(guó)の國(guó)民に忘れられない場(chǎng)面として刻印されたのではないかと思う」と強(qiáng)調(diào)している。

その上で「われわれはこのようなオリンピックの遺産を大切に育てていかなくてはならない。韓國(guó)社會(huì)が『フェアプレー精神』と競(jìng)爭(zhēng)者や隣人に配慮する『共同體精神』を特に育成していくことを望んでやまない」と提言。「このような精神を土壌にすれば、韓國(guó)の市民社會(huì)はもっと安全でもっと幸せな日常生活を営むことができるようになるだろう」と論じている。（編集/日向）