2018年10月24日、韓國紙?中央日報は、平昌（ピョンチャン）冬季五輪のために建設(shè)したKTX（韓國高速鉄道）の3駅について「手抜き工事疑惑が浮上し、政府が監(jiān)査と捜査に乗り出した」と報じた。

記事によると、疑惑があるのは、五輪のために新設(shè)した原州（ウォンジュ）市と江陵（カンヌン）を結(jié)ぶ路線の萬鍾（マンジョン）駅、橫城（フェンソン）駅、平昌駅。國會國土交通委員會の鄭東泳（チョン?ドンヨン）議員は23日、「すでに監(jiān)査院と韓國鉄道施設(shè)公社がそれぞれ監(jiān)査を進(jìn)めている」と明らかにした。

この3駅は、建物の骨組みを造る鉄骨工事の段階で、工期の短縮とコスト削減のために、手抜き工事を行ったとみられている。耐震強(qiáng)度の基準(zhǔn)に達(dá)しない資材を使用したり、既成品資材の代わりに現(xiàn)場で端材を集めてつないだ物を使用したりした疑いがあるという。資材の重なる部分の処理も手抜きだったとされている。

また警察も、橫城駅の駅舎建設(shè)工事を請け負(fù)った業(yè)者、監(jiān)督管理業(yè)者、発注元など、利害関係者全てを?qū)澫螭藪葨摔蜻M(jìn)めている。裏金が動いていた可能性も念頭に置いているという。

専門家らは「手抜き工事が実際に行われていた場合、駅舎の構(gòu)造的安全性に問題があるとみられ、耐震性も疑問視される」と警告している。駅舎の利用を一時的に中斷してでも重要部分を中心に仕上げ材を撤去し、目視検査を行うべきだとの聲も出ているという。

記事は、工事関係者から橫城駅工事現(xiàn)場の寫真を入手したとして紹介し、「疑惑を裏付ける狀況が確認(rèn)できる」とも伝えている。

「2018平昌冬季オリンピック大會関連施設(shè)の設(shè)置?利用などに関する計畫」によると、平昌五輪関連工事の総事業(yè)費(fèi)は11兆879億ウォン（約1兆1000億円）。このうち原州～江陵線KTX工事の事業(yè)費(fèi)は3兆9411億ウォンで、最も多いという。

この記事に対し、韓國のネット上では「何者かがわざわざ寫真を殘し、通報したのでは」と予想する意見が多く見られた。公開された寫真を細(xì)かく分析し、「この程度を『手抜き工事』と言うのは少々無理がある。演出した寫真ではないか」「鉄骨工事の特性上、工事中にもかなりの設(shè)計変更が発生する。既成品に資材をつなげて使用することもよくあることだ」「寫真を撮った時點(diǎn)で問題に気付いていたなら、修正や補(bǔ)完をしたはず。問題がないからそのまま工事は進(jìn)められた。いまさらこの話をする理由は何だろうな」「悪質(zhì)な捏造（ねつぞう）寫真だ。建設(shè)現(xiàn)場をよく知る人間なら、すぐに分かるはず」などの聲が寄せられている。（翻訳?編集/麻江）