2018年8月13日、韓國?中央日?qǐng)?bào)は「平昌（ピョンチャン）五輪の競(jìng)技場(chǎng)が半年で厄介ものになった」として、その実態(tài)を報(bào)じた。

記事によると、平昌五輪から6カ月も経たないうちに、數(shù)千億ウォン（數(shù)百億円）の予算をかけて建てた競(jìng)技場(chǎng)や施設(shè)は「無用の長物」になっているという。

五輪以前は「生態(tài)系の寶庫」と呼ばれた江原道（カンウォンド）旌善（チョンソン）郡のアルペン競(jìng)技場(chǎng)は荒地と化し、工事が中斷されたまま。スロープのある加里王山（カリワンサン）の中腹には、重機(jī)があちこちに置かれ、リフトは運(yùn)行中止になって久しいという。競(jìng)技場(chǎng)のうち最も多い2034億ウォン（約203億円）が投入されたこの一帯では、「競(jìng)技場(chǎng)施設(shè)存続」を主張する政府や道と、「自然林の原狀復(fù)舊」を主張する韓國環(huán)境部の間で駆け引きが行われている。當(dāng)初は原狀復(fù)舊を行う計(jì)畫だったが、五輪後に雰囲気が一変し、施設(shè)存続の聲が強(qiáng)くなったという。これに対し環(huán)境部は、先月5日に江原道に過怠料1000萬ウォン（約100萬円）を賦課したという。

これを受け、記事は「復(fù)元と存置をめぐる議論が続いたことにより、スキー場(chǎng)が放置され安全上の事故が憂慮される」と指摘している。実際、今年5～6月には同一帯に集中豪雨が降り、スロープのいたるところに砂や砂利が流れ込むなどして、近隣住民6人が緊急避難した。また「旌善競(jìng)技場(chǎng)の修復(fù)には500億～1000億ウォン（約50億～100億円）近い費(fèi)用がかかると推算され、韓國産業(yè)戦略研究院は維持のため毎年37億ウォン（約3億7000萬円）前後の赤字が出ると予想している。この費(fèi)用を誰がどのくらい出すかがカギ」とも伝えている。

この問題について、韓國のネット上では「まさかこうなることが分からなかった人なんていないよね？」「こうなることを知ってて誘致した江原道知事も道民もひどい」という指摘や、「五輪は競(jìng)技場(chǎng)が整っているところで開催すべき。いくら五輪の付加価値が高くても、自然を失ったら元も子もない」「もう二度と1回限りのスポーツイベントを國家予算で浪費(fèi)するのはやめて」という聲も。また、「ああ稅金がもったない」「金を湯水のように使う政府」「それもこれも（誘致した）樸槿恵（パク?クネ）のせい」など、非難の聲が殺到している。（翻訳?編集/松村）