2012年1月4日、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」は、2011年に中國の映畫館數(shù)が急増したことを取り上げた。

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中國映畫界は空前の活況に沸いている。興行収入は130億元（約1560億円）の目標(biāo)を突破、スクリーン數(shù)は前年比50％増という信じられない拡大を続けている。一方で1スクリーン當(dāng)たりの興行収入は減少するなど陰りも見え始めている。

中國國家ラジオ映畫テレビ総局の蔡赴朝局長が昨年12月、中國全土のスクリーン數(shù)は9000に達(dá)したことを明かした。2010年末の6256からほぼ50％増という急成長を遂げたことになる。

2003年に中國映畫體制改革が始まって以來、スクリーン數(shù)は年二桁％の成長を続けていたが、2010年には一気に1533スクリーンと急増。前年比30％という高成長を記録した。2011年には前年比50％増と成長はさらに加速している。

今、中國のあちらこちらに新たな商業(yè)施設(shè)が誕生しているが、シネコンが併設(shè)されていることが多い。また古い映畫館もリニューアルしてスクリーン數(shù)を増やしているケースが少なくないようだ。

興行収入は130億元（約1560億円）という大臺に達(dá)した。前年比30％増という伸び率だが、前年の64％という急成長と比べると見劣りする。なによりスクリーン數(shù)の増加率を下回り、1スクリーン當(dāng)たりの興行収入は160萬元（約1920萬円）から140萬元（約1680萬円）へと減少に転じた。10年近くも映畫館の拡充が続いているわけだが、ついに飽和狀態(tài)に差し掛かりつつあることは明らかだ。

それでも大手映畫館チェーンはさらなる拡大路線をまい進(jìn)するという。南方電影新幹線有限公司が保有するスクリーン數(shù)は2010年末時點(diǎn)で500スクリーン。それが2011年末には620スクリーンとなった。2012年はこれを上回るペースで拡大するという。

大手不動産企業(yè)を親會社に持つ萬達(dá)院線は2004年に映畫館業(yè)界に進(jìn)出。2010年末時點(diǎn)で600スクリーンを保有する驚異的な成長を見せていた。2011年にはさらに200スクリーンを増設(shè)し、800スクリーンを保有している。2012年にはさらに300スクリーンを増設(shè)する方針だ。（筆者：chinanews）

■中國在住経験を持つ翻訳者Chinanews氏は、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運(yùn)営。ネットの流行から社會事情、事件、スポーツ、蕓能など中國関連のトピックを幅広く紹介している。