毎年恒例の上海?豫園のランタン祭りは、2月1日（木）からスタートして、3月2日（金）の元宵節(jié)（げんしょうせつ）をはさみ、3月4日（日）で幕を閉じる。豫園のランタン祭りは、「豫園燈會(huì)」とよばれ、開催期間が春節(jié)（舊正月）の休暇ともかさなるため、毎年多くの観光客や市民が楽しみにしている伝統(tǒng)的な文化イベントだ。豫園はふだんもライトアップをしているが、ランタン祭りでは、伝統(tǒng)的なデザインの巨大なランタンがいくつも登場(chǎng)し、獨(dú)特な色づかいで、さらに華やかなライトアップを見ることができる。

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ランタン祭りは元宵節(jié)（舊暦1月15日）に新年最初の満月を祝う祭りで、「元宵節(jié)がすぎないと、正月は終わらない」とも言われる。この行事で、春節(jié)を締めくくることになり、この元宵節(jié)を迎えると、中國(guó)全體の正月モードも終わり、「これでようやく春節(jié)が終わった」ということになる。ランタン祭りで人気の中央広場(chǎng)には、その年の干支の巨大なランタン?オブジェが飾られている。

今年は、戌（いぬ）年なので、「金色のイヌ」が、中國(guó)の國(guó)寶であるパンダやイルカなどを従えて、豪華に登場(chǎng)した。金のイヌの高さは9メートルで、だいたいビル3階くらいの高さがあり、重さは10トン。時(shí)おり、人ごみの音にまぎれて、「ワン、ワン、ワン」という鳴き聲が聞こえてくる?！弗铳蟆工现袊?guó)語(yǔ)で「旺（wang）」といい、「盛んなこと」を指す。例えば、「旺財(cái)」だと、商売繁盛という意味になる。縁起の良い干支のランタンを見ようと、多くの人が集まり、寫真をとっている。

また、豫園の名所の一つである「九曲橋」には、多くの人が行列をつくり、期間限定のランタンを一目見ようと、橋の上は大混雑する。この期間限定は、並んでも見たい！必見の価値ありだ。通常は無(wú)料開放している豫園のランタン祭りも、見物客の混雑を懸念して、毎年、元宵節(jié)を含めた3日間は、豫園內(nèi)を封鎖。有料となり、入場(chǎng)券を購(gòu)入しての見物となる。元宵節(jié)當(dāng)日は、大人80元（1440円）、こども50元（900円）で、3月3日?4日は大人50元（900円）、こども30元（540円）だ。この豫園のランタン祭りは中國(guó)の國(guó)家無(wú)形文化遺産にも指定されている。(提供：フライメディア）