2012年1月9日、中國のコラムニストで教育専門家の信力建（シン?リージエン）氏は「中國本土には一體どれくらいの數(shù)の公務(wù)員がいるのか」と題した記事を中國のブログサイト?博客日報(bào)に掲載した。以下はその概要。

【その他の寫真】

中國國務(wù)院が発表した人権白書から面白い數(shù)値を発見した?！?009年時(shí)點(diǎn)の少數(shù)民族幹部の數(shù)は全體の7．4％にあたる約290萬人、公務(wù)員は全體の9．6％」とある。であれば、全國の幹部の総數(shù)は290萬÷7．4％＝3918萬人ということになる。2005年11月現(xiàn)在の総人口は約13億なので、13億÷3918萬＝33．18人。つまり、國民33人で1人の幹部を養(yǎng)っている計(jì)算になる。

離職?退職幹部も大勢いる。彼らの割合は幹部全體の15％前後。3918萬×15％＋3918萬＝4506萬人、13億/4506萬＝28．85人。彼らを含めると國民約29人で1人の計(jì)算になる。ここから60?80歳、1?20歳を差し引いた21?59歳の労働人口だけを殘すと、なんと國民16人で1人の公務(wù)員を養(yǎng)っていることになるではないか！

お年寄り、退職者、未成年を足した6億人を除き、殘りの8億人で計(jì)算した場合は、約20人に1人。13億?6億5000萬（60?80歳、1?20歳）/4506萬＝14人。平均すると、約14人で黨の「公務(wù)員」1人を養(yǎng)っている。

ここで言う國家公務(wù)員とは行政?司法?軍事などの分野を指導(dǎo)する國家機(jī)関に勤める人たちのことを指す。さらに突き詰めて考えるともっと恐ろしい。國が社會(huì)公益のために設(shè)立した組織である「事業(yè)単位」、それから中石油や中石化、中國移動(dòng)、中國聯(lián)通など獨(dú)占的な立場にある國有企業(yè)の職員も國民が養(yǎng)っているのだ。

2006年末時(shí)點(diǎn)で公務(wù)員は1550萬人、公務(wù)員ではないが公務(wù)員の仕事をしている人は1360萬人、これに4000萬人を超える「事業(yè)単位」職員を足すと7000萬人。公務(wù)員の數(shù)は國內(nèi)総生産（GDP）の成長速度に合わせて増え続け、2010年には8000萬?9000萬人に達(dá)した。要するに中國では今、國民約10人で公務(wù)員1人を養(yǎng)っているのである。（翻訳?編集/NN）

●信力建（シン?リージエン）

中國の教育家。信孚教育集団理事長。広東省広州市生まれ。中山大學(xué)中國文學(xué)部卒。工場、銀行、政府機(jī)関などで働いた後、英國へ留學(xué)。軍人、農(nóng)民、労働者など30以上の職に就いた経歴を持つ。2006年までに幼稚園や小中學(xué)校など20校を建設(shè)、學(xué)生數(shù)は1萬人を超える。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。