2018年3月5日、中國青年報(bào)によると、女性に裸の寫真を擔(dān)保に法外な利率の借金をさせ、返済を強(qiáng)要する「裸ローン」の被害が後を絶たない中國で、新たな被害が発生した。

被害に遭ったのは、江蘇省揚(yáng)州市の19歳の女子大學(xué)生。女性は春節(jié)を前に新しいスマートフォンを購入したいと思い、1月7日に友人に紹介されてSNS上で「學(xué)園ローン」を募集していた仲介人と會(huì)い、その日のうちに揚(yáng)州市にある投資會(huì)社オフィスで貸金業(yè)者と引き合わされた。

貸金業(yè)者は「正規(guī)の業(yè)者だからトラブルは起きない」と熱心に口説いてきた。女性は3000元（約5萬円）借りるつもりだったが、仲介費(fèi)などの諸費(fèi)用3000元を加えた6000元（約10萬円）が元本となり、毎週420元（約7000円）の利息を支払ったうえで1カ月以內(nèi)に完済せよとのこと。あまりに不條理だと交渉しようとした女性だが、「嫌なら帰ってくれ」との姿勢を崩さない相手に対し、スマホ欲しさに同意した。

すると借用書にはなぜか3萬5000元（約58萬円）の額面が。詐欺を疑うも、スマホの誘惑と業(yè)者の説得に負(fù)けてサインしてしまった。女性はその場で3000元を受け取って帰り、翌日2500元（約4萬2000円）余りで目當(dāng)てのスマホを買った。

しかし、すぐにやって來た最初の返済で支払いが滯ってしまう。生活費(fèi)も厳しく、同14日にさらに1500元（約2萬5000円）を借りようとオフィスを訪れた。すると相手から「裸の寫真を撮らせろ」と要求された。相手の態(tài)度は明らかに変わっており、他人の全裸寫真を見せられた上、「嫌だと言っても撮るぞ」と脅された。結(jié)局女性はオフィス內(nèi)のトイレで全裸寫真を撮影されたという。

その後、3度利息を返済したが、同20日に「契約違反だ。すぐに1萬1000元（約18萬4000円）を払え。さもなくば家に3萬5000元取りに行かせるぞ」との電話が業(yè)者からかかってきた。裸の寫真があるためちゅうちょしたが、翌日に両親に事情を打ち明け、警察に通報(bào)した。警察によると、6人の學(xué)生が同じ業(yè)者の被害に遭っているとのことで、現(xiàn)在、捜査中だという。（翻訳?編集/川尻）