2012年1月6日、英ロイター通信は「中國(guó)がスーパーエネルギー部（超級(jí)能源部）設(shè)立を計(jì)畫(huà)」という記事を配信した。消息筋によれば、2013年に行われる政府の全面改革の中で、中國(guó)はエネルギー分野の“超級(jí)機(jī)関”設(shè)置を計(jì)畫(huà)しているという。9日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

中國(guó)政府にはこの新設(shè)部門(mén)によって、官僚の內(nèi)輪もめで問(wèn)題を抱えるエネルギー産業(yè)を一気に掌握したい狙いがある。これは、現(xiàn)段階の主なエネルギー管轄機(jī)関である國(guó)家エネルギー局に取って代わるものであり、現(xiàn)在その他の政府機(jī)関に分散している職責(zé)を一括管理するものになる。

この同部は、エネルギー分野の長(zhǎng)期計(jì)畫(huà)や政策制定を擔(dān)當(dāng)することになる。既得権益をもつ集団は極力この計(jì)畫(huà)を阻止しようとしているが、「スーパーエネルギー部新設(shè)は必要なこと」と、政府関係者は斷言する。世界最大のエネルギー消費(fèi)國(guó)である中國(guó)は、長(zhǎng)期的な戦略によって海外からのエネルギー源安定供給を確保し、合理的な価格コントロール體制や稅収政策を制定、新エネルギー開(kāi)発や環(huán)境汚染物質(zhì)排出の軽減などを促進(jìn)したい構(gòu)え。

だが、統(tǒng)一的な管理部門(mén)が欠如していることで、中國(guó)政府は石油備蓄戦略の策定や無(wú)秩序な石炭産業(yè)の管理などにおいて、発展目標(biāo)の達(dá)成にこれまで苦心してきた?，F(xiàn)在、中國(guó)國(guó)務(wù)院はこの新設(shè)部門(mén)に石油?天然ガス?石炭?電力の価格決定権を持たせようと模索している。

「この分野については長(zhǎng)い間検討されてきたが、これで決著がつくというものではない」と一部の専門(mén)家は警告する。國(guó)家エネルギー専門(mén)家諮問(wèn)委の林伯強(qiáng)（リン?ボーチアン）委員は「課題は、他の政府機(jī)関から権力をどのように委譲させるかにある」という。

1988年、獨(dú)占的な地位を占める強(qiáng)大な國(guó)営企業(yè)を掌握するため、中國(guó)で初めて設(shè)立されたエネルギー部は1993年に解散した。そして、その業(yè)務(wù)は少なくとも13の部門(mén)に分散された。そのため、権力の重複や利益の衝突などが日常茶飯事となった。2008年、エネルギー分野の事務(wù)面調(diào)整と業(yè)界規(guī)則の制定を目的に、中國(guó)は國(guó)家エネルギー局を設(shè)立した。しかし、この機(jī)関は今もなお獨(dú)立した裁定権を持たず、國(guó)家発展改革委員會(huì)の審査批準(zhǔn)が不可欠となっている。（翻訳?編集/渡邊英子）