2018年3月7日、中國(guó)のネット上に、アニメ映畫(huà)「君の名は。」ゆかりの地を訪れた時(shí)の感想をつづった文章が掲載された。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫(xiě)真】

飛騨古川は、新海誠(chéng)のアニメ映畫(huà)「君の名は?！工?、主役の女子高生?宮水三葉の故郷だ。映畫(huà)の主人公の男女は別々の街で生活していて、彗星の落下で偶然にも2人の體が入れ替わり、それぞれ自分とは全く異なる生活を體験する。最後は、階段ですれ違う瞬間にお互いのことが分かり、夢(mèng)のような完璧な結(jié)末を迎える。極めて美しく、常識(shí)的ではないストーリーだが、癒し系の感動(dòng)作品だ。

10分ほど歩くと、ここで最も特徴的な風(fēng)情の建築物、白壁土蔵街についた。通り全體が簡(jiǎn)単な白壁と黒い木でできた家になっていて、玄関には小川が流れている。夏にはこの小川に赤い錦鯉が泳いでいるそうだ。酒蔵、倉(cāng)庫(kù)、米蔵などの古い蔵が並んでいて、観光客はほとんどおらず、とても靜かで心地よくなった。

外は大雪が舞っていて、圓光寺はことのほか靜寂していた。重厚な靴を脫いでギシリと鳴る木版の上を歩くと、徐々にここの持ち味を楽しむことができた。透き通った白雪が、びっしりと生えている苔の上に降り積もり、枯れた落ち葉が飾りとなって、飛騨古川の1本1本の小道を全く違和感なく占領(lǐng)していった。

電車(chē)が過(guò)ぎてゆく中、ビニール傘を持って十字路に立っていると、なんだか日本ドラマの主役の女性になった感じがしてきた。まるで私のために振り向いてくれるあの人を待っているかのようだ。西南方向の古川へ歩いていくと標(biāo)高が徐々に高くなり、岸辺についた瞬間、目の前が突然開(kāi)けた。大雪が舞う中の美しい景色は、時(shí)に真実味がないものだ。人生で初めて、こんなにも寒い雪の中をあてもなく散歩したが、「雑念なく集中する」とは何かを本當(dāng)の意味で體験できたと思う。

ゆっくりとした流れの瀬戸川が通る、この濃厚な伝統(tǒng)文化が保存されている美しい小さな町は、青い鉄橋がかかっていて、山々や森が遠(yuǎn)くに見(jiàn)える。雪の中をゆっくりと歩くと、自分だけの時(shí)を楽しむことができる。飛騨古川は大きくはない所で、休みながら歩いても半日あれば大抵のところへ行ける。冬の雪景色を楽しむ以外に、春には桜がある。毎年4月19日と20日には年に1度の古川祭があり、山車(chē)が練り歩く。秋には紅葉を楽しむイベントがあり、古めかしい福全寺と真宗寺には大きな黃金色の銀杏の木があるのだ。

飛騨古川の美しさは景色だけにとどまらず、古い伝統(tǒng)的な街道が住民によってちり一つないほどに掃除されていて、町全體が日常の生活であふれている。人とは違った靜けさと美しさを求めるのなら、ここに來(lái)ることを強(qiáng)く薦める。おいしい飛騨肉をたくさん食べたが、それでも飛騨肉への想いは止められず、もう牛肉を食べたくないと思うまで食べてみたい。（翻訳?編集/山中）