2018年3月10日、中國の今年の國防費(fèi)が前年比8．1％となるなど軍備増強(qiáng)が一段と進(jìn)むことをとらえ、韓國紙は「韓國にとって悪夢」と警戒している。さらに中國の艦船や軍用機(jī)が韓國の領(lǐng)海?領(lǐng)空を脅かす事態(tài)も目立っていると指摘。批判の刃（やいば）を「中國に何も言えない韓國政府」にも向けている。

朝鮮日報は社説で、5日に開幕した中國の全國人民代表大會（全人代）で政府が今年の國防予算を昨年より8．1％多い1兆1100億元（約18兆3900億円）に策定したと発表したことを取り上げ、韓國への影響に言及した。

この中では國防費(fèi)の伸びについて「今年の経済成長率目標(biāo)値6．5％をも上回る數(shù)字だ」と説明?！钢袊酩?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=空母'>空母は実戦投入され、2隻目の空母は進(jìn)水し、3隻目の空母は建造が進(jìn)んでいる。ステルス戦闘機(jī)J20は最近、韓半島（朝鮮半島）近くの山東半島に配備された。最近中國軍が韓半島有事に備えた訓(xùn)練を強(qiáng)化した、との報道も頻繁にある」と危機(jī)感を募らせている。

その上で「習(xí)近平國家主席は『韓國は中國の一部だった』という認(rèn)識を持つ人物だ。中華主義、覇権意識を隠しもしない。中國は問題を力で解決しようとする國だ。中國の軍事力が大きくなっているだけに、その力は第一次的には韓半島を覆い盡くそうとするだろう」と危懼?！笟s史的に中國の『強(qiáng)軍の夢』は韓國にとって悪夢だった。悪夢の再現(xiàn)を防ぐ力と知恵が切に必要だ」としている。

さらに朝鮮日報は別の社説で「中國人民解放軍の艦艇が昨年、西海（黃海）で韓中両國の中間線を80回以上にわたり越えていたことが分かった。これは前年の8倍に上る數(shù)で、今年もわずか2カ月で20回を上回っている」と問題視?！疙n半島とその周辺海域を自分たちの影響圏に置くという長期的な目標(biāo)があるからだ。覇権的な性向を隠そうとしない習(xí)主席が語る『中國夢』はこのような形で韓國に迫ってきているのだ」と警鐘を鳴らした。

韓國政府に対しては「中國の顔色をうかがうばかりだ。防空識別圏（ADIZ）が侵犯された時も中國大使を呼びはしたが、その事実を公表したのは翌日になってからだった。中國が隨時、排他的経済水域（EEZ）や中間線を侵犯しているとの報道についても、政府は何もコメントしていない」と論難?！?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=米國'>米國には『堂々と、決然とした対応』を語り、日本とも衝突は辭さないような口ぶりだが、中國に対してはあまりにもその態(tài)度が違う。中國による海と空での無謀な行動に沈黙を続けることは、政府としての基本的な義務(wù)を放棄することにつながるのだ」と糾弾している。（編集/日向）