2012年1月15日、中國(guó)でこのほど発表された報(bào)告書(shū)「長(zhǎng)江保護(hù)?発展報(bào)告2011」によると、中國(guó)では過(guò)去50年間に面積1平方キロメートル以上の湖243カ所が消失したことが明らかになった。科技日?qǐng)?bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

中國(guó)科學(xué)技術(shù)部と中國(guó)科學(xué)院南京地理?湖泊研究所を中心に第2回湖泊調(diào)査が実施された。05年と06年を基準(zhǔn)年として、中國(guó)全土の湖の數(shù)量や面積、分布狀況、面積10平方キロメートル以上の主要淡水湖の水量や水質(zhì)、生物資源體系などについて調(diào)べた。

全體的な変化の狀況について、同研究所の楊桂山（ヤン?グイシャン）所長(zhǎng)は「北部と西北部の干害地區(qū)の湖は、水位の低下などによる?yún)Эs現(xiàn)象が深刻になっている」と指摘。青藏高原の湖では水量と湖面の変化が激しく、雲(yún)貴高原の湖では生物多様性が悪影響を受けるとともに水質(zhì)が明らかに悪化し、東部平原の湖では貯水能力が下がると同時(shí)に水質(zhì)の富栄養(yǎng)化問(wèn)題が突出していると説明した。

湖の狀況変化は各地區(qū)の生物多様性にも大きな影響を及ぼしている。最も代表的なケースは、長(zhǎng)江流域の多くの湖で土著の魚(yú)類が絶滅の危機(jī)に瀕していることだという。中國(guó)の三大淡水湖の1つである太湖では、1960年代に106種存在した魚(yú)類が、現(xiàn)在は60?70種類程度にまで減少し、回遊性の魚(yú)類はほぼ絶滅している。同様に、水生植物の生態(tài)系も各地區(qū)で深刻な影響を受けている。

こうした狀況を受け、現(xiàn)在各地で汚染制御や湖底に溜まった泥の除去、水流の調(diào)整?導(dǎo)入など、湖の環(huán)境の修復(fù)措置が実施されている。楊所長(zhǎng)は「湖の整備は応急処置と根本処理を相互に結(jié)びつけて実施しなければならない。河川流域の汚染源を點(diǎn)と面で徐々にコントロールした後、湖と河川流域を一體化した総合管理を?qū)g施する必要がある」と指摘している。（翻訳?編集/HA）