2018年3月8日、BBCによると、臺(tái)北で7日、日本の対臺(tái)灣窓口「日本臺(tái)灣交流協(xié)會(huì)」のプレートにペンキをかけた容疑で50歳の男が逮捕された。

男は反日思想の持ち主で、中國(guó)との統(tǒng)一を進(jìn)める統(tǒng)一派団體に所屬していた。ペンキをかけたのは、前日に起きた臺(tái)灣の遊漁船に対する日本の取り締まりに抗議することが目的だった。

ところが、同じような事例はつい最近も起きている。

1947年に國(guó)民黨政権が民衆(zhòng)を弾圧した「二?二八事件」の記念にあたる2月28日、獨(dú)立派の學(xué)生が臺(tái)北郊外の桃園市に安置されている蔣介石元総統(tǒng)のひつぎに赤いインクをかける事件が起きている。學(xué)生は「赤いペンキは烈士の鮮血を象徴している」と話した。

50歳の男は、この獨(dú)立派の學(xué)生たちの行為に刺激を受けたものとみられるが、2017年にも日本人土木技師の銅像が頭部を切斷され、獨(dú)立派により蔣介石元総統(tǒng)の銅像が頭部を切斷された上ペンキをかけられるなど、同様の行為は以前から頻発、連鎖していた。

像の破壊やペンキをかけるといった事件が相次ぐ背景には、臺(tái)灣における統(tǒng)一派と獨(dú)立派の対立があり、今回の日本臺(tái)灣交流協(xié)會(huì)のプレートの一件もその流れにあるという。

なお、臺(tái)灣のネット上では、「蔣介石はいわば権威の象徴であり、攻撃の対象になるのは自然なことだ」と受け止められているが、日本臺(tái)灣交流協(xié)會(huì)が攻撃対象にされたことについては「スケープゴートとしてただ不満のはけ口に利用されただけだ」と見ている人が多いと記事は伝えている。（翻訳?編集/岡田）