2018年3月10日、中國メディアの參考消息網(wǎng)によると、米紙ニューヨーク?タイムズは6日、中國広東省広州市の地下鉄で女性専用車両が導(dǎo)入されたが、乗っているのは男性ばかりだと報(bào)じた。

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記事によると、広州市地下鉄の混雑率は、世界的に見てもひときわひどく、女性にとっては乗車が難しいだけでなく癡漢被害にも遭いやすい。そうしたことから、女性保護(hù)の目的で女性専用車両が導(dǎo)入された。

しかし、ホームの女性専用車両の乗り場には、多くの男性客が列車の到著を待っているという。駅員が女性専用車両だと注意を促しても、男性たちは気にとめず乗り込んでいく。28歳のある女性銀行員は「注意をまったく聞こうともしない。本當(dāng)にマナーが悪い」と話す。

記事は、こうした女性専用車両の現(xiàn)狀を「社會(huì)の縮図だ」と指摘する。車両に「女性専用」と書かれていても、「乗客は女性に限る」とは書かれておらず、乗客を強(qiáng)制的に分ける法的根拠もないという。

広州市地下鉄の関係者によると、1日の利用者は約800萬人。世界的な地下鉄情報(bào)サイトのmetrobitsによると、混雑率は上海と北京、ロンドンに次いで世界4位で、ピーク時(shí)はどの車両も定員をはるかに上回る乗客が乗っている。

女性専用車両に乗っている男性も、多くは女性専用車両の導(dǎo)入には賛成しているが、記事は「乗客の多さや混雑のひどさから、こうした狀況が生じるのも避けがたい現(xiàn)実かもしれない」と伝えている。（翻訳?編集/岡田）