2018年3月11日、中國(guó)メディアの新華報(bào)業(yè)網(wǎng)は、「豊かになった中國(guó)では國(guó)內(nèi)で買えないものを求めて海外へ出向く人が増えている」とした上で、「海外ではそうした中國(guó)人観光客を狙って作られた偽物もはびこっている」と報(bào)じた。

記事が最初に取り上げたのはタイだ。タイを訪れる中國(guó)人観光客に人気なのが「ツバメの巣」の料理だが、著名な観光地のパタヤでは、ヤシの樹(shù)皮をツバメの巣と偽って提供していたレストラン9店が當(dāng)局に摘発されたことを紹介した。本物のツバメの巣の原価は500グラムあたり十?dāng)?shù)萬(wàn)バーツから數(shù)十萬(wàn)バーツもするが、偽物の原価はわずか500?1000バーツ（約1700?3400円）なのだという。

タイではまた、違法製造された薬品も出回っているという。記事は、北部チェンマイの土産物店で昨年、皮膚のかゆみや背中の痛みに効くと中國(guó)人にも人気の「青草薬膏」の偽物4000本以上が當(dāng)局に押収されたと伝えている。

記事が次に取り上げたのがロシアだ。中國(guó)人ツアー客専門のモスクワのあるアクセサリーショップでは、7000ルーブル（約1萬(wàn)3000円）ほどの琥珀のブレスレットが、中國(guó)人客向けに25萬(wàn)ルーブル（約47萬(wàn)円）で販売されているケースもあるという。

記事はさらに、連日多くの中國(guó)人を集める日本の大型免稅店で、中國(guó)人ガイドがこの店の高額な健康食品を買わせるためにウソを連発したとする日本のテレビ番組を紹介したほか、韓國(guó)ソウルの化粧品店では、通常価格の5分の1ほどの値段で中國(guó)人観光客に売りつけていた商品が全て偽物だったと報(bào)じられたことなどを伝えている。（翻訳?編集/柳川）