2018年3月12日、新華網(wǎng)は、東日本大震災(zāi)発生から7年が経過した現(xiàn)在でも、故郷に戻れず避難生活を続けている人が數(shù)多く存在することを伝えた。

新華網(wǎng)の記者は、大學(xué)3年生の林奈々子さんを取材。林さんは両親、祖父母と共に、福島第1原発から10キロ足らずの所にある福島県富岡町夜ノ森地區(qū)で暮らしていたが、地震と津波に伴う原発事故で避難を余儀なくされたという。林さんと両親は同原発から60キロ離れたいわき市に集合住宅を借り、祖父母とは離れて暮らすことになった?！副茈y所での生活は苦しくて、慣れない環(huán)境だったので、祖父母は大きなストレスを抱えていた」と林さんは語ったという。

被災(zāi)當時中學(xué)生だった林さん。県外に避難していった仲間が「被災(zāi)地からやって來たという理由でいじめや差別を受けた」こともあるという。そして自身は3年前に単身東京の大學(xué)への進學(xué)を決めた。「故郷はゴーストタウンみたいに空っぽ。福島に就職のチャンスはない。卒業(yè)後も東京に殘って就職する。私と同じ考えの若者は多いと思う。戻りたくないのではなく、戻れない」と話したそうだ。

原発事故避難者を支援する民間団體の事務(wù)局長を務(wù)める瀬戸大作さんによると、福島に戻るかどうかで意見の違いが生じ、最終的に離婚せざるを得なくなった被災(zāi)世帯もあるそうだ。

內(nèi)堀雅雄福島県知事は7日「原発事故前に比べて、福島県の人口は約14萬8000人減った。原発事故による多重災(zāi)害は過去のものではなく、現(xiàn)在進行形だ」とした。原発の処理について同県は主導(dǎo)権を持っておらず、日本政府と東京電力が30?40年後の廃爐作業(yè)完了を目標に進めているという。廃爐にあたっては、汚染水の処理問題など依然として大きな問題を抱えた狀態(tài)だ。

記事によると、林さんは福島がかつての美しさと生気を取り戻すことを願っているものの、政府や東電の災(zāi)害処理はまだまだ足りず、近いうちに人が戻ることはないとも語っているという。（翻訳?編集/川尻）