人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2018年3月16日(金) 8時(shí)50分
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神戸製鋼所のデータ改ざんからタカタのエアバッグ問(wèn)題まで、相次いで起きた不祥事が、かつて輝きを放った日本ブランドの看板に打撃を與え、メイド?イン?ジャパンは徐々に色あせている。
世界の製造業(yè)の分野で、「メイド?イン?ジャパン」はかつては神話だったが、ここ2年ほどで輝きが消え失せつつある。神戸製鋼所のデータ改ざんからタカタのエアバッグ問(wèn)題まで、相次いで起きた不祥事が、かつて輝きを放った日本ブランドの看板に打撃を與え、メイド?イン?ジャパンは徐々に色あせている。中國(guó)証券報(bào)が伝えた。
▽メイド?イン?ジャパンの名刺にしばしば汚點(diǎn)
新幹線はこれまでずっと日本の製造業(yè)を代表する名刺のような存在だった。かつてはフランスのTGV、ドイツのICEと並び、世界3大高速鉄道と呼ばれていた。ここ數(shù)年は中國(guó)と世界の高速鉄道市場(chǎng)で競(jìng)い合い、インド、タイ、英國(guó)などでは直接矛を交えた。
だが安全性と定時(shí)運(yùn)行で名高い新幹線には最近、重大な安全問(wèn)題が発生した。JR西日本の「のぞみ」の臺(tái)車に亀裂が見(jiàn)つかり、JR西日本と臺(tái)車を製造した川崎重工がこのほど発表した調(diào)査結(jié)果によると、製造過(guò)程で底部の鋼材を基準(zhǔn)値より薄く削りすぎ、強(qiáng)度が不足して亀裂が入ったという。運(yùn)輸安全委員會(huì)は、「今回の問(wèn)題は重大事故を招いてもおかしくない不具合であり、厳しい態(tài)度を取る」としている。鋼材を削りすぎた川崎重工は日本の老舗メーカーで、明治維新の時(shí)期に創(chuàng)業(yè)し、1906年から鉄道車両の製造を手掛けているが、この100年以上の歴史を誇る老舗にもついに品質(zhì)をめぐる深刻な問(wèn)題が生じてしまった。
2017年以降、日本の製造業(yè)大手の神戸製鋼、三菱マテリアル、東レの子會(huì)社などが製品の検査データを改ざんした問(wèn)題が次々発覚した。自動(dòng)車産業(yè)は日本の製造業(yè)の主要製品であり、複雑な供給チェーンが多くの産業(yè)に発展をもたらした。だが名高いトヨタ生産方式を生み出した自動(dòng)車製造業(yè)でも、相次いでさまざまな問(wèn)題が起きている。
昨年は世界2位のエアバッグメーカーのタカタが、製品の欠陥を補(bǔ)償するための賠償金を支払えないとして破産を宣告。続いて自動(dòng)車メーカーに相次いで燃費(fèi)データの不正問(wèn)題が起こり、三菱自動(dòng)車とスズキは燃費(fèi)試験データを操作して、國(guó)の型式認(rèn)証を取得した。また、日産の日本工場(chǎng)6カ所では、無(wú)資格者による完成車検査を行い、安全面で問(wèn)題になった。
日本の3大鉄鋼メーカーとされる神戸製鋼がアルミ部品の性能データを改ざんした問(wèn)題は世界の自動(dòng)車メーカーの約半數(shù)に波及した。神戸製鋼は日本國(guó)內(nèi)でトヨタ、ホンダ、三菱自動(dòng)車、スバル、マツダの5メーカーに部品を提供しており、米國(guó)の2大メーカーのゼネラル?エレクトリック(GE)とフォード?モーターも神戸製鋼の部品を使用している。
▽薄れゆく「匠の心」
第二次世界大戦後の日本は製造業(yè)を國(guó)の振興の柱とし、世界レベルのメーカーが次々に生まれた。ソニーの創(chuàng)業(yè)者?盛田昭夫氏はかつて、「米國(guó)人が弁護(hù)士を育てるのに忙しかった頃、日本はエンジニアの育成にもっともっと力を入れていた」と誇らしく語(yǔ)っていた。
強(qiáng)い製造業(yè)が1980年代の日本に「米國(guó)にNOと言える力」を與えた。だがそれ以降は製造業(yè)の凋落が始まり、特に21世紀(jì)に入ってからは國(guó)內(nèi)総生産(GDP)に対する製造業(yè)の割合がかつての25%から20%足らずへと低下していった。
日本の製造業(yè)はシェアが低下しただけでなく、生産効率の低下という苦境にも陥った。このほど発表されたデータをみると、日本製造業(yè)の労働生産性は95年以降で最低を更新した。労働生産性は労働者1人當(dāng)たりの労働の効率を示す數(shù)値で、日本は15年は9萬(wàn)5063ドル(約1012萬(wàn)円)で5年前に比べて10%減少し、経済協(xié)力開(kāi)発機(jī)構(gòu)(OECD)の主要加盟國(guó)29か國(guó)のうち14位だった。00年まではずっと1位だったが、その後は順位が大幅に後退し、優(yōu)位性を失った。
日本の製造業(yè)が輝きを失った原因はさまざまだ。大きな環(huán)境ということでいえば、製造業(yè)の低下と日本の高齢化社會(huì)には密接な関係がある。人口減少問(wèn)題に直面して、日本の國(guó)內(nèi)市場(chǎng)は中長(zhǎng)期的には縮小が予想され、海外での現(xiàn)地生産がしきりに推進(jìn)されている。構(gòu)造的な変化を無(wú)視して、工場(chǎng)の現(xiàn)場(chǎng)のラインに頼るこれまでのやり方ではもはや時(shí)代に追いつけない。また、生産年齢人口が減少し、かつて盛田氏が誇ったエンジニアの軍団も縮小するばかりだ。
このほか日本経済の「失われた20年」の間に、日本企業(yè)の多くは社員の士気が低下し、職業(yè)道徳が退廃する現(xiàn)象に見(jiàn)舞われた。社員の責(zé)任感も愛(ài)社精神もかつてとはガラリと変わり、日本の誇る「匠の心」も衰退した。表面的に競(jìng)爭(zhēng)力を維持するため、一部の企業(yè)はやむを得ず偽造という手段に手を染めた?!附长涡摹工摔瑜胫Гà蚴Г盲咳毡狙u造業(yè)は、その輝きが失われつつある。(提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/KS)
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