2018年3月14日、トランプ米政権の新たな國務(wù)長官に指名されたポンペオ中央情報局（CIA）長官に関し、仏RFI中國語版サイトは「中國に向かって『中國はわれわれの敵だ』と言うに等しい人事」との聲が上がったことを伝えた。

記事によると、ポンペオ氏はこれまで中國に厳しい態(tài)度を示し続けており、さまざまな場面で「中國こそが米國の真の脅威」と口にしてきた。今月11日の米メディアの取材では貿(mào)易や知的財(cái)産権問題、中國の海洋活動について「米政府の準(zhǔn)備は整っている。そして中國の脅威に反撃しているところだ。われわれはこうして初めて中國と良好な関係を持てる」と語り、1月にも「ロシアによる西側(cè)諸國への関與に関心を寄せる意義はあるが別の國の関與も留意に値する。それは中國だ。なぜなら中國は頻繁に米國の企業(yè)秘密入手を試みている」などと発言。それ以前にも「中國は米國経済や米國企業(yè)の脅威となった」と指摘したり、安全保障問題について「中長期的に見ると中國は米國最大のライバルとなる能力を持っている。中國が軍事力強(qiáng)化を続ける主な目的は世界で米國に対抗するためだ」と述べたりしているという。

こうした立場を取るポンペオ氏の國務(wù)長官起用について、記事は米CNBCがアナリストのコメントを引用する形で「中國に向かって『中國はわれわれの敵』と言うに等しい人事」と伝えたことを紹介。ただ、この一方で「ポンペオ氏は中國が世界で果たす役割に期待しているようだ」との見方や、就任後に態(tài)度を調(diào)整すると予測する聲があることも報じた。（翻訳?編集/野谷）