2018年3月15日、中國の全國人民代表大會（全人代）で、女性記者が質(zhì)問した際に隣にいた別の女性記者があからさまに嫌そうな表情を浮かべことが話題になった。

映像では、赤い服を著た女性記者が質(zhì)問をする傍らで、青い服を著た女性記者が白目をむいたり眉間にしわを寄せたりと、嫌悪感を露わにした表情を浮かべているのがわかる。この模様は國営の中國中央テレビ（CCTV）で13日に生放送され、ネットで話題になっている。

中國メディアによると、質(zhì)問をした赤い服の女性記者は元CCTVの記者で、現(xiàn)在は米AMTVに所屬している張慧君（ジャン?フイジュン）さん。白目をむいて嫌そうな顔をした青い服の女性記者は中國の経済系メディア?第一財経に所屬する梁相宜（リャオ?シアンイー）さん。

梁さんが所屬する第一財経は「第一財経の今後の活動とイメージに大きな影響を與える」とし、梁さんに事情を聞くとしているが、ネットでは梁さんを支持することが多く、「形式的な質(zhì)問に対する庶民の嫌悪を代弁してくれた」との聲も聞かれている。

この一件の後、梁さんの中國版ツイッター?微博のフォロワー數(shù)は數(shù)千から數(shù)時間で10萬に急増したという。ネット上では女性記者2人の過去の記事や素性を探す人が続出し、梁さんと友人のチャット記録とみられる畫像までSNSに掲載された。チャットでは、梁さんが張さんの質(zhì)問を「回答より質(zhì)問がない」と語っている。ちなみに、CCTVの再放送分では、話題になった場面は削除されていた。（翻訳?編集/內(nèi)山）