2018年3月19日、韓國?中央日報(bào)によると、平昌（ピョンチャン）五輪スピードスケート女子代表のキム?ボルム選手が、精神科の治療を受けるために入院していたことが分かった。

記事によると、平昌五輪女子パシュートで「仲間へのいじめ問題」が取り沙汰された直後、キム選手は自身のインスタグラムを閉鎖し、選手村の部屋に閉じこもっていた。しかしその後、マススタートで銀メダルを獲得した際に氷上で土下座のような仕草をして「申し訳ない」と述べたり、先月末には所屬チームの江原道（カンウォンド）庁が主催したイベントで明るく笑い「今回のことで多くのことを?qū)Wんだ」と語ったりしていたことから、精神的安定を取り戻したとみられていたそうだ。

キム選手の母キム?ソンオクさんは「ボルムが人々の前に立つことを極度に恐れている。最初はソウルの個(gè)人病院に行ったが、狀態(tài)が深刻だったので（故郷の）大邱（テグ）に戻ることにした」と語ったという。所屬事務(wù)所の関係者も「事実確認(rèn)ができていない狀況で度を超えた非難や悪質(zhì)な書き込みが殺到したら誰でもパニックに陥るのではないだろうか」と述べたとのこと。

これについて、中央大學(xué)心理學(xué)部のホ?ジオン教授は「インターネットの世論はちゃんと誤りを判別する前に、當(dāng)事者を天使か悪魔に斷罪してしまう」とし、「コメントも互いに競うため內(nèi)容が徐々に刺激的、攻撃的になり、ターゲットに回復(fù)困難な傷を負(fù)わせる」と指摘しているという。

他の専門家たちも「悪質(zhì)な書き込みはこれ以上放置できない段階に達(dá)した」と主張している。成均館（ソンギュングァン）大學(xué)メディア情報(bào)大學(xué)院のクォン?サンヒ教授は「人々は記事の內(nèi)容には関心がなく、コメント（の內(nèi)容）でそのニュースに同調(diào)するか非難するかを決定している」とし、「さらにポータルサイトが刺激的なコメントをトップに配置することで、感情の無分別な広がりに同調(diào)している」と述べたという。

この報(bào)道を受け、韓國のネットユーザーからは「胸に太極旗（韓國國旗）を付けて國民の稅金でスポーツをしているのだから、責(zé)任感を持った行動(dòng)をしないといけない」「自分の発言、行動(dòng)には自分で責(zé)任を持てる年齢だろう」「悪質(zhì)な書き込みは良くないが、パシュート後のインタビューの態(tài)度は良くなかった」「加害者がまるで被害者みたいじゃないか」など、相変わらずキム選手への厳しい意見が寄せられている。

その一方で「コメントをする前に事実関係をしっかりと調(diào)べるべき」「実名でコメントするようにすれば無責(zé)任な書き込みは減ると思う」など、過激な書き込みへの批判の聲も見られた。（翻訳?編集/三田）