2012年2月1日、人民網(wǎng)によると、中國広東省深センの大亜灣にある嶺澳原子力発電所がデータ更新を怠ったまま稼働していたことが発覚したと、香港の文匯報(bào)が伝えた。同原発は香港からわずか50kmの場所に位置している。

【その他の寫真】

嶺澳原子力発電所を運(yùn)営している大亜灣核電運(yùn)営管理公司のウェブサイトによれば、発覚したのは3日前。同発電所3號(hào)機(jī)が古いデータのまま稼働されていることに職員が気づき、即座にデータの更新を行った。放射能漏れは起きておらず、稼働にも影響はないとされている。事故は人為的なミスによるものだが、國際原子力事象評価尺度（INES）ではレベル0（ゼロ）の範(fàn)囲になるという。

大亜灣にある大亜灣原子力発電所（1?2號(hào)機(jī)）と嶺澳原子力発電所（1?4號(hào)機(jī)）はいずれも2011年にはレベル1以上の事故を出していないが、國際環(huán)境NGO?グリーンピースは「今回の事故で人為的なミスは避けられないことが明らかになった」と指摘。放射能漏れが起こらなかったのは偶然に過ぎないとし、原因究明と情報(bào)の公開を求めている。（翻訳?編集/岡田）