2018年3月22日、澎湃新聞によると、中國浙江省溫州市で開催された花見イベントに來場者からクレームの聲が上がった。宣伝では「『桜の?！弧簵@ストリート』を鑑賞できる」とうたわれていたのだが、実際に見物客らを出迎えたのがビニールでできた「ニセモノの桜」だったためだ。

記事によると、このイベントは17、18日に同市竜灣區(qū)で開催されたもので、14日に「『桜の?！护洹簵@ストリート』が鑑賞でき、このメッセージを現(xiàn)地で見せれば50元（約840円）の入場料が半額になる」との案內(nèi)がSNS上で発信された。案內(nèi)には數(shù)多くの桜の寫真のほか、「広告情報(bào)は業(yè)者による提供」との一文が添えられていたという。

この件について場所を提供した側(cè)は「造花が使われるなんて知らなかった。われわれは場所を提供しただけ」と話し、「造花を使っていることを説明する案內(nèi)を貼り出すよう主催者側(cè)に求めたが14日の広告の反響は大きく、訪れた多くの人が花に不満を持ったようだ」とコメント。一方、主催者側(cè)の責(zé)任者は「この手のイベントは初めてで、桜は山東省から輸送する途中でしおれてしまった。再手配は間に合わず…」などと説明している。

なお、市當(dāng)局は虛偽広告の疑いで調(diào)査を開始するとともに、入場料を客に返卻するよう指示したそうだ。（翻訳?編集/野谷）