2018年3月24日、韓國で「負(fù)の連鎖」が続いている。李明博元大統(tǒng)領(lǐng)が22日、収賄や職権亂用などの容疑で逮捕された。樸槿恵前大統(tǒng)領(lǐng)に続き、1年のうちに大統(tǒng)領(lǐng)経験者が2人逮捕される異常事態(tài)。韓國紙は「典型的な標(biāo)的捜査」と検察當(dāng)局を批判する一方、「國民にみじめさや恥辱感を抱かせる」と嘆いている。

今回の逮捕劇について、朝鮮日?qǐng)?bào)は社説で「李元大統(tǒng)領(lǐng)への捜査は容疑が浮上したからではなく、最初から元大統(tǒng)領(lǐng)を標(biāo)的として行われてきた。『この容疑が成立しないなら別の容疑』というやり方だ」と指弾。「國家情報(bào)院や韓國軍によるネットへの書き込み問題から始まり、ダース疑惑、國家情報(bào)院の特殊活動(dòng)費(fèi)、サムスンによる訴訟費(fèi)用の肩代わりへと捜査対象を次々と変えながら、捜査は6カ月以上にわたり続いた。10年以上前の大統(tǒng)領(lǐng)選挙資金も調(diào)べ上げられた。典型的な標(biāo)的捜査だ」と検察當(dāng)局をやり玉に挙げた。

さらに「李元大統(tǒng)領(lǐng)が大統(tǒng)領(lǐng)候補(bǔ)だった2007年と大統(tǒng)領(lǐng)就任後の08年にも捜査を行ったが、その時(shí)はいずれも容疑が認(rèn)められなかった」と言及?！附瘠犬?dāng)時(shí)で異なる點(diǎn)があるとすれば、當(dāng)時(shí)李元大統(tǒng)領(lǐng)は権力の中樞にあり、今は元大統(tǒng)領(lǐng)でいわば普通の民間人という立場(chǎng)の違いしかない。検察は今現(xiàn)在の権力者には忠犬となるが、その権力者が力を失えばたちまち牙をむいてくる。その捜査姿勢(shì)は判で押したように繰り返されてしまった」と論じている。

中央日?qǐng)?bào)は社説で「これで1995年の全斗煥?盧泰愚元大統(tǒng)領(lǐng)拘束に続き23年ぶりに元國家指導(dǎo)者2人が同時(shí)に収監(jiān)される事態(tài)が再演された。國民にみじめさや恥辱感を抱かせることだ」と指摘?！盖奥毚蠼y(tǒng)領(lǐng)を憲政秩序破壊以外のことで逮捕するのは望ましくない。しかも元大統(tǒng)領(lǐng)が1人すでに拘禁された狀況であるため検察がより一層慎重を期する必要もあった」と述べた。

その上で「検察はいわゆる『積弊清算（過去の政権による長(zhǎng)年の弊害）捜査』が検察改革を止める盾になるという錯(cuò)覚から抜け出さなければならない」と強(qiáng)調(diào)?！阜à蚴丐毪刃膜筏看蠼y(tǒng)領(lǐng)が退任後に拘置所へ向かう悲劇が繰り返されている。韓國社會(huì)もいつまでこのような『不幸な大統(tǒng)領(lǐng)』たちの後ろ姿を見守るべきか考えなければならない」などと訴えている。

聯(lián)合ニュースによると、李元大統(tǒng)領(lǐng)は逮捕狀発布が決まった後、事前に作成しておいた手書きの文書をフェイスブックに公開?！刚lかを恨むより、これらすべてが私自身の責(zé)任であるとの心境で、自責(zé)の念を感じる」「過去の誤った慣行を斷ち、クリーンな政治をするため努力したが、今日の國民の基準(zhǔn)から見ると、足りないところもなくはなかった」などとつづっている。（編集/日向）