2012年2月3日、人民網(wǎng)日本語(yǔ)版によると、新年度の外資系銀行の外資系企業(yè)への中長(zhǎng)期資金貸付枠の投入先について、中國(guó)國(guó)家発展改革委員會(huì)はこのほど、貸付枠を外國(guó)人個(gè)人の住宅ローンに利用することを制限する方針を明確に打ち出した。北京晨報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

同委が1月21日に発表した「國(guó)內(nèi)の外資系銀行の2012年度中長(zhǎng)期外債規(guī)模の申請(qǐng)の関連問(wèn)題に関する通知」では、外資の獨(dú)資銀行、中外合弁銀行は2月29日までに2012年度に中長(zhǎng)期資金貸付枠を用いて行おうとする貸付金の規(guī)模を同委に報(bào)告するよう求めている。注目すべきは、同通知が「発展改革委員會(huì)は外資系企業(yè)の中長(zhǎng)期資金貸付枠を定める際、固定資産投資プロジェクトをめぐる資金貸出における外債需要を主に念頭においており、外國(guó)人に提供する個(gè)人向け住宅ローンの外債需要は、中長(zhǎng)期資金貸付枠に組み込んでいない」としている點(diǎn)だ。

多くの外資系銀行関係者が2日、今回の動(dòng)きは、発展改革委が海外の資金が中國(guó)の不動(dòng)産市場(chǎng)に流入するのを制限しようとしている姿勢(shì)を十二分に示すものだと指摘した。これまでの年度では、外資系銀行が外國(guó)人や國(guó)內(nèi)に住む中國(guó)人の外貨建て住宅ローン業(yè)務(wù)に使用する資金の大部分は、貸付枠の中から拠出しなければならなかった。

▽提案型の制限から明らかな禁止へ

ある外資系銀行のリテール部門(mén)責(zé)任者は「発展改革委はこれまでずっと外資系銀行の資金貸付枠を不動(dòng)産投資に利用することを積極的に支援してこなかった。たとえば昨年の同委の外債報(bào)告に関する通知はこの點(diǎn)に觸れて、資金貸付枠を外國(guó)人個(gè)人の住宅ローンに利用しないよう望むとしていた。だが今年は提案型の制限が明らかな禁止に変わっている」と話す。

別の業(yè)界関係者も次のように指摘する。発展改革委の言葉使いが変化しており、これは実際にはホットマネーが不動(dòng)産市場(chǎng)に流入するのを厳格にコントロールするためだ。多くの資金が中長(zhǎng)期資金貸付枠を通じて中國(guó)に流入し、最後には不動(dòng)産市場(chǎng)に投入されていることが數(shù)年前にわかったという。

▽外貨建て不動(dòng)産ローンが大幅縮?。?/p>

前出の外資系銀行関係者によると、今回の通知で制限するのは「外國(guó)人個(gè)人の住宅ローン」だが、銀行が実際に貸付を行う場(chǎng)合は、國(guó)內(nèi)に居住する中國(guó)人の外貨建て住宅ローンも外國(guó)人の外貨建て住宅ローンと同じく、その多くが中長(zhǎng)期資金貸付枠から拠出されている。このため、今回の発展改革委の制限方針発表に伴い、今年は外資系銀行の外貨建て住宅ローン業(yè)務(wù)が大幅に縮小することが大きな流れになるとみられる。

ある外資系銀行の資金業(yè)務(wù)擔(dān)當(dāng)者は「銀行の視點(diǎn)でいえば、外債指標(biāo)は高ければ高いほどよい。海外の資金コストは明らかに國(guó)內(nèi)よりも低く、貸付枠を獲得できた場(chǎng)合、銀行は外貨建て不動(dòng)産ローンに充てる資金を中國(guó)國(guó)內(nèi)の資金準(zhǔn)備に充てるしかない。國(guó)內(nèi)の外貨建て預(yù)金、短期外債の循環(huán)利用、資本金などだ」と話す。

また同擔(dān)當(dāng)者は「通知をみると、今年の外資系銀行の資金情勢(shì)は依然として厳しいが、今年全體として不動(dòng)産の取引件數(shù)は低迷する見(jiàn)込みで、不動(dòng)産ローン業(yè)務(wù)のニーズ自體も縮小することが予想される」と話す。（編集/TF）