＜特集＞沒後10年、「中國(guó)政界最高実力者、トウ小平」?逝去報(bào)道の舞臺(tái)裏その1

2007年2月19日、20世紀(jì)の中國(guó)を代表する政治家?トウ小平の沒後10周年を迎えた。中國(guó)の市場(chǎng)経済化に手をつけ、「20萬(wàn)人の犠牲は20年の安定を與える」をモットーに改革を進(jìn)めたトウ小平は、1978年?1997年の20年間、中國(guó)の事実上の最高実力者であった。

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今回レコードチャイナでは、トウ小平逝去から10周年を迎えるにあたり、當(dāng)時(shí)の報(bào)道に関わった「ロイター通信社?中國(guó)支局」の舞臺(tái)裏を3回に分けて紹介する。

1997年2月17日、ロイター?中國(guó)支局の記者?馬珍（マー?ジェン）氏は、友人から「すぐに會(huì)いたい」との連絡(luò)を受けた。馬氏は友人の口調(diào)から、「深刻な事態(tài)が発生した」ということを、その時(shí)感じたという。

その日の夜、友人に會(huì)った馬さんに、友人の口から驚くべきニュースが語(yǔ)られた。北京301病院（中國(guó)人民解放軍総合病院）に勤める友人の夫が「トウ小平（とう?しょうへい）が、死を迎えようとしている」と話している、というのだ。

その後、馬氏は獨(dú)自の調(diào)査から、數(shù)人の中國(guó)共産黨の中央指導(dǎo)者が予定を早めて北京に戻ったという事実をつかみ、トウ小平氏の危篤を確信したという。だが、はっきりとした確証を得ていない馬氏は自信が持てず、すぐに発表には至らなかった。

それには、1984年から數(shù)度にわたって「トウ小平逝去」という誤報(bào)が海外メディアによって報(bào)じられてきたという背景があった。ロイターとしては、このようなミスは絶対に許されなかったのである。