2012年2月15日、香港紙?文匯報(bào)に「中日関係は隣人とライバルの間を行ったり來たりしている」と題した香港のコラムニスト?劉斯路（リウ?スールー）氏のコラムが掲載された。中國新聞網(wǎng)が伝えた。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

筆者は中日間の矛盾を「歴史」「感情」「実利」の3つにまとめてみた。「歴史」とは、いわゆる靖國神社參拝と「侵略戦爭」に対する日本の認(rèn)識(shí)と反省について?！笇g利」は魚釣島（尖閣諸島の中國名）や東シナ海の権益の分け方が焦點(diǎn)だろう。一般的な考えからいえば、「実利」が最も激しい論爭の的になる。だが、國交正?；?0年。両國が最も多く爭ったのは歴史問題についてだった。

中國にとってこれは、トウ小平氏という非凡な政治家のおかげだったと言うべきである。日本の國力が中國を上回っている間は尖閣問題について「論爭の棚上げ、共同開発」を主張し、結(jié)論を先延ばしにすることができたのだから。一方、日本の各大企業(yè)にとっても、中國の改革開放は大きな商機(jī)だった。目の前の巨大な利益が尖閣問題にふたをさせたといってもよい。

そして、日本は中國に國內(nèi)総生産（GDP）で追い抜かれて初めて気づいたのかもしれない?！哎堀埂堡扦ⅳ?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=米國'>米國はアジア回帰を明確にし、中國をけん制してくれる。しかも、両國は軍事同盟やTPP構(gòu)想で結(jié)ばれている。ということは、今の両國間の最も大きな爭い事は「実利」問題にほかならない。

今年、日本が突然、尖閣諸島をめぐる動(dòng)きを活発化させた。議員が上陸したと思ったら、今度は周辺の島に名前を付けるといっている。最近は東シナ海で中國が勝手にガス田開発を進(jìn)めていると、訳もなく批判し始めた。だが、これは何ら不思議なことではない。尖閣諸島問題も東シナ海問題も、日本にとって目下の最重要課題だからだ。

野田佳彥首相の訪中時(shí)に中國の溫家寶（ウェン?ジアバオ）首相は「中日は良い隣人、良いパートナーになるべき。ライバルになってはならない」と述べた。だが、事実が今まさに、中日関係が隣人とライバルとの間を行ったり來たりしていることを示している。日本の外交政策は実は「経済?貿(mào)易は中國に依存、政治?軍事は米國頼み」であることは明白だ。

中國の日本國債保有高は127億ドル（約9950億円）になるが、野田首相訪中時(shí)に日本も中國國債を100億ドル（約7830億円）買い入れること、人民元での貿(mào)易決済を促進(jìn)することで合意している。それでも、日本は頑固に日米軍事同盟にかかわる動(dòng)きを活発化させている。これでは、今年の中日関係も楽観視はできないだろう。（翻訳?編集/NN）