中國(guó)メディアの新浪網(wǎng)は29日、中國(guó)は自軍のJH?7（殲轟?7）戦闘爆撃機(jī)に搭載する大型?高性能の電子戦ポッドを開(kāi)発していると紹介した。米國(guó)の電子戦ポッドに匹敵する性能で、大量に投入することで相手側(cè)のレーダーや通信を無(wú)力化できるとした。

「ポッド」とは一般的に、航空機(jī)の機(jī)體や翼の下につるす搭載物を指す。電子戦ポッドとしては米國(guó)のAN/ALQ?99戦術(shù)電波妨害裝置が有名だ。新浪網(wǎng)は自國(guó)が開(kāi)発中の電子戦ポッドを「中國(guó)版AN/ALQ?99」と表現(xiàn)した。

開(kāi)発當(dāng)初はJ?16マルチロール機(jī)に取り付けて試験したが、現(xiàn)在はJH?7に搭載している。JH?7は初飛行が1988年で1992年に運(yùn)用を開(kāi)始。多くは中國(guó)海軍が、一部は中國(guó)空軍が運(yùn)用している。記事によると、同機(jī)は搭載量がJ?20ステルス戦闘機(jī)、J?16に次いで大きく、最大離陸重量は27トン。作戦行動(dòng)範(fàn)囲は1650キロメートルで、中國(guó)が運(yùn)用する戦闘機(jī)として航続距離が最大のSu?30MKKに匹敵するという。

記事は、中國(guó)の電子戦ポッドはこれまで比較的小型で、個(gè)別の電子戦ポッドが対応できる電波の周波數(shù)も限定的だったと指摘。そのため、空軍?海軍ともに電子戦については4種の電子戦ポッドを用意し、電波妨害機(jī)2機(jī)に電子戦ポッドを2基ずつ搭載して同時(shí)に発進(jìn)させていた。

また、相手側(cè)のレーダーを妨害できる有効距離も數(shù)十キロメートル、場(chǎng)合によっては10キロメートル強(qiáng)しかなかったという。

記事は、空軍が昨年行った対抗演習(xí)の「紅剣?2017」からは、大型の電子戦ポッドが見(jiàn)られるようになったと紹介。1機(jī)に搭載した電子戦ポッドだけで全周波數(shù)の電波に対応できるようになったとの見(jiàn)方を示した。

記事は、中國(guó)が新たに開(kāi)発した大型の電子戦ポッドは米國(guó)のAN/ALQ?99と比べても遜色ないと主張。大量に投入することで、50?90機(jī)規(guī)模の自軍編隊(duì)を相手側(cè)の電波妨害から防御し、逆に、相手側(cè)のレーダーや通信をすべて無(wú)力化できると論じた。

中國(guó)は最近、電子科學(xué)技術(shù)の分野で急速な進(jìn)歩を遂げている。記事は、「わが國(guó)の軍事技術(shù)研究は、関係者の長(zhǎng)年の努力により、すでに世界最先端のレベルに近づいている」と論じた。（翻訳?編集/如月隼人）