2018年4月2日、中國メディアの澎湃新聞は、中國の高速鉄道の一部の路線の食堂車に、高額な茶葉を購入しなければ座ることのできない専用席が設(shè)けられているとする告発が読者からあったと伝えている。記者が潛入調(diào)査したところ、茶葉の包裝紙に虛偽の生産者名と電話番號(hào)などが記されていたことも分かったという。

問題となっているのは、青島と長沙南を結(jié)ぶ高速鉄道のG920と、栄成と上海虹橋を結(jié)ぶG485の食堂車。

記者が実際に同列車に乗車したところ、専用席は実在した。茶葉は68元（約1146円）から480元（約8096円）までいくつかの種類が販売されているが、通常よりかなり割高な価格設(shè)定だという。また茶葉の包裝紙には、生産者として福建省安渓県の會(huì)社名が記されていた。しかし、この茶葉は同社が生産したものではないことが分かった。電話番號(hào)の誤りについて、茶葉の販売會(huì)社は「印刷ミス」によるものと説明したという。

記事は、北京の弁護(hù)士の話として「事業(yè)者側(cè)が優(yōu)位的な立場(chǎng)を利用して設(shè)定した価格を消費(fèi)者に押し付けるのは不公平かつ不合理だ。偽造もしくは食品安全基準(zhǔn)を満たさない茶葉に対しては、消費(fèi)者は『食品安全法』第148條の規(guī)定により、支払った金額の10倍の賠償金を請(qǐng)求できる」などと伝えている。（翻訳?編集/柳川）