2018年4月2日、韓國?聯(lián)合ニュースは、1913年に東京大學(xué)附屬図書館に保管され、1923年の関東大震災(zāi)で焼失したと思われていた朝鮮王朝実録「孝宗（ヒョジョン）実録」1冊が100年ぶりに韓國に戻ったと伝えた。

記事によると、韓國文化財(cái)庁國立古宮博物館はこのほど、韓國の文化財(cái)売買業(yè)者が昨年11月に日本のオークションで落札した「孝宗実録」1冊（第20巻）を、先月15日に競売會社を通じて購入したことを明らかにした。

「孝宗実録」は國寶第151‐3號に指定された「五臺山史庫」の一部であり、ソウル大學(xué)奎章閣韓國學(xué)研究院の「鼎足山史庫本」や釜山國家記録院に所蔵されたものと同じ版本で、編纂時(shí)期は玄宗2年（1661年）だという。同書には「東京帝國大學(xué)図書印」の印章が押されていたとのこと。

また江原道平昌の五臺山史庫に保管されていた朝鮮王朝実録は全788冊だったが、関東大震災(zāi)後は74本だけが殘っていると伝えられていたそうだ。その中で「中宗実録」20本、「先祖実録」7本など27本が1932年に京城帝國大學(xué)（現(xiàn)ソウル大學(xué)）に移され、「成宗実録」9本と「中宗実録」30本、「先祖実録」8本など47本は2006年7月に韓國に戻ったという。

文化財(cái)庁の関係者は「『孝宗実録』を購入する前に法的検討を行った結(jié)果、所有権が文化財(cái)売買業(yè)者にあるという事実を確認(rèn)した」とし、「朝鮮王朝実録は國寶級の遺物であるため、『孝宗実録』も來年、國寶指定を推進(jìn)する」と述べたという。

この報(bào)道を受け、韓國のネットユーザーからは「本當(dāng)によかった」「探すため苦労した方々、お疲れ様でした」「なくなったと思っていた文化財(cái)が殘っていて、それが韓國に戻ってきたなんて、不幸中の幸いだ」など、貴重な文化財(cái)が戻ってきたことを歓迎する聲が寄せられた。

また「燃えてしまったのが殘念」と失われてしまった文化財(cái)を惜しむ聲も。その他「世界中にある多くの略奪された歴史文化財(cái)を全て、元の場所に返還せねばならない」などとするコメントもあった。（翻訳?編集/三田）