2018年4月3日、環(huán)球時報(bào)は、韓國でごみが山積みとなっている問題で、韓國から「中國がごみ輸入を禁止したからだ」との不満が出ていると報(bào)じた。

韓國?ヘラルド経済によると、廃品回収業(yè)者がプラスチックや発泡スチロールなどの再生可能品の買い取りを4月から停止したため、ソウルなど大都市圏の住宅地で今月1日より処理できないごみが山積みになっているという。増えていく一方のごみに対して、一部の団地では住民のプラスチックごみ投棄を禁止したことで、住民との間でトラブルが発生しているという。

朝鮮日報(bào)は「これまで、廃品回収業(yè)者は空き缶や空き瓶、古紙などを買い取るとともにプラスチックごみも無料で引き取り、中國に輸出するか韓國の関連企業(yè)に販売していた。もともと利益が出る事業(yè)ではなく、古紙などの回収で出た利益で補(bǔ)填（ほてん）する形だった。そうした中で、中國が外國からのごみ輸入を禁止したことで再生可能ごみの価格が急落し、廃プラスチックの価格は2012年の1キロ當(dāng)たり90ウォン（約9円）から今年3月には20ウォン（約2円）にまで下がった」とし、業(yè)者がプラスチックごみの回収を拒否するようになった経緯を伝えている。

この狀況に対し、韓國大統(tǒng)領(lǐng)府は2日、「問題を速やかに解決し、市民の不便を解決する」と発表。環(huán)境部によると、ごみ収集業(yè)者と協(xié)議した結(jié)果、ソウル、仁川などの業(yè)者48社が従來通りプラスチックごみを回収することが決まったという。また、不當(dāng)なごみ収集拒否のチェックと是正を行うとともに、輸出の制限により縮小したごみ回収市場を振興する施策を検討するという。

韓國?中央日報(bào)は「ごみをめぐる混亂は一時的に緩和されることになったが、2年前から『廃品回収市場がなくなったらごみ処理問題が起こる』と言われてきたにもかかわらず、政府は対策を怠ってきた。再生可能ごみの処理問題は決して徹底的な解決を見てはいない」と指摘している。（翻訳?編集/川尻）