2012年2月20日、中國(guó)?海南省三亜市で飲食店を営む女性2人と市街のパトロール隊(duì)員の間で発生した激しい衝突の模様を収めた動(dòng)畫がインターネット上に出回り、次々と転載されて話題になっている。南海ネットの報(bào)道。

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事件は1月15日、三亜市のある路地で発生した。朝食用の肉まんなどを商う飲食店が調(diào)理に使うせいろを店外に出していたところ、そこへ「城管」と呼ばれる街のパトロール隊(duì)員がやって來た。城管は、「このせいろが公の道路を占領(lǐng)している」として経営者の女性に注意したのだが、その橫柄な口調(diào)に腹を立てた女性は頑として聞かず。そのうち、城管はこのせいろを沒収しようとした。逆上した女性はそれを取り返そうとする。彼女の言い分は、「せいろは道に置いていたのではなく、店の入り口に置いていただけ。他にも物で道路を占領(lǐng)している店舗はいっぱいあるのに、なんでうちだけ？」とのこと。そのうち、女性の妹がもみ合いに加わり、城管はそばにあったプラスチック製の椅子で妹の頭部を毆打。妹は頭に4針のけがを負(fù)い、全身は血まみれに。女性も頭部に2針のけがを負(fù)い、城管自身も負(fù)傷したという。

この事件について、城管を管轄する地元當(dāng)局は事件の存在を認(rèn)めたうえで、「この地區(qū)では一部の店舗によって道路の衛(wèi)生狀態(tài)も劣悪なものになっており、交通や人通りにも影響していた。住民から通報(bào)があって取締りを行った」と説明。最初に暴力をふるったのは女性側(cè)との主張だ。しかし、都市部の秩序を管理し、地方條例の執(zhí)行を擔(dān)っているこの「城管」というパトロール要員、しばしば市民に対する粗暴な行いで社會(huì)問題となっているのは事実だ。暴力沙汰も珍しくはない。

結(jié)局、女性2人は7000元（約8萬8000円）の慰謝料で和解に応じ、事件は一件落著。しかし、この様子を収めた動(dòng)畫がインターネット上に出回ると、みるまに話題を呼んだ。

1分8秒の動(dòng)畫は、激しく泣きわめく男児の姿が衝撃的だ。彼は女性の8歳になる息子。血まみれで路上に橫たわる母親を見て、心理的に大きなショックを受けたという。ショックのあまり、母親が入院している間は一度もお見舞いに來る勇気がなく、街中で城管を見かけると怯えるようになったという。これに対して、ネット上では「狂ったように泣いているけれど、彼の中にはもう憎しみという感情が植えつけられているだろう」「この子のメンタルケアを上手にしてあげなければ」などの聲が寄せられている。(翻訳?編集/愛玉)