2018年4月4日、韓國?スポーツ京郷は、韓國の人気アイドルグループWanna One（ワナワン）の初のワールドツアーの開催地に日本が含まれていない理由について「國民情緒を考慮したため」と伝えた。

先日2枚目のミニアルバムを発売したワナワンは2日、報道各社への文書でワールドツアーの開催を発表。公開されたポスターでは韓國や米國、シンガポール、インドネシア、マレーシア、香港、タイ、豪州、臺灣、フィリピンの10カ國13都市が開催地として挙げられた。これについて、記事は「ワナワンの人気が高く、アルバム（日本語版）の発売やプロモーション活動も予定されている日本が外されていることがファンたちの間で注目を集めている」と伝えている。ポスターが公開された後、日本のネット上にはファンから「なぜ日本が外されたの？」と疑問を示す聲が寄せられたとのことだ。

その上で記事は「取材の結(jié)果、韓國の國民情緒を考慮しての決定であることが分かった」と伝えている。日本現(xiàn)地の公演関係者は、取材に対し「當(dāng)初ワナワンは6月6日の日本公演を打診していたが、顕忠日（戦沒者追悼の記念日、6月6日）は光復(fù)節(jié)（日本からの解放記念日、8月15日）と同じく韓國の國民情緒を刺激する恐れがあるため、結(jié)局は日本を除いて日程を組むことになった」と話したという。

記事は「ワナワンは先月に活動を再開して以降、放送事故などさまざまな騒動に巻き込まれて苦戦している」とし、「ここに顕忠日の日本公演が重なればさらなる議論を呼ぶ可能性がある。ワナワンはそれを見込んで不要な議論を避けたということ」と説明している。

これについて、韓國のネットユーザーからは「光復(fù)節(jié)は分かるけど、顕忠日と日本公演に何の関係があるの？日本で人気があるグループなのになぜ？」「他の日にすればいいのでは？」など疑問の聲が數(shù)多く上がっている。

また「日本に行かないなんてあり得ない。アルバムをたくさん買ってくれる國なのに」「日本のファンはがっかりしているだろう。日本でも開催してあげてほしい」と日本のファンに同情する聲も。

その他「本當(dāng)の理由は別のところにある」「本當(dāng)は違う理由だけど、わざわざ愛國をアピールして好感度を上げようとしているんだ」と主張する聲も見られた。

一方で「日本に行かない理想的な國民のアイドル」「韓國內(nèi)のファンを大切にするべき」とワナワン側(cè)の決定を歓迎する聲も寄せられている。（翻訳?編集/堂本）