2012年2月20日、経済の失速と政府の取り締まりにより、債権を回収できない個人の貸主たちが増加している。米AP通信が伝えた。

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河南省安陽市に住む教師の張（チャン）さんは、國営銀行から融資が受けられなかった企業(yè)家に貸した27萬元が回収できなくなった。ここ10年で張さんのような一般人が出資する闇金市場が中小企業(yè)に巨額の資金を提供してきた。

國営銀行への失望を背景に繁栄を続けた闇金融だが、金利は70％以上と非常に高い。世界的な需要の縮小により昨年からは企業(yè)の倒産が相次ぎ、衝撃波は貸主側(cè)にも襲いかかっている。

安陽市では貸主たちが政府に取り立てへの協(xié)力を求めるデモが起こった。「闇金融で運用する意外に他に投資の選択肢などありません。銀行の預(yù)金金利が低すぎるんです」。張さんは債権回収の望みを法廷に託す。

政府は中小企業(yè)への融資の増加を約束したが、融資が國有企業(yè)へと流れる狀況は変わらない。中央財経大學中國銀行業(yè)研究センターの郭天勇（グオ?ティエンヨン）主任によると、昨年中小企業(yè)が銀行から受けた融資は全體の19％に過ぎず、総額は2010年から6％減少したという。

中央銀行などによると、闇金の規(guī)模はおよそ2?4兆元（26兆?52兆円）、あるいは融資総額の7％を占めると言われ、闇金が國営銀行の融資を上回っている分野もある。政府が過去10年にわたり闇金の存在を許してきたのも「必要悪」と考えてのことだろう。

2008年の金融危機以來、政府は経済の引き締めを強め、闇金融を厳しく取り締まっている。（翻訳?編集/岡本悠馬）