2018年4月5日、ボイス?オブ?アメリカ（VOA）は、貿(mào)易戦爭の様相を呈している米中について、「張子の虎はどっちだ」とする記事を掲載した。

記事は、中國外交部の耿爽（グン?シュアン）報道官が4日の定例記者會見で、最近の米國による貿(mào)易保護(hù)主義的な言行について、中國は何度も反対の姿勢を示し、自身の合法的な権益を守る固い決意を表明しており「言うべきことはだいたい言った。次は実行するだけだ」と語ったことを伝えた。

米政府は3日に追加関稅を課す中國製品のリストを発表したが、中國政府は直ちに「強(qiáng)烈な反応」を示し、米國製品に対して同等の規(guī)模で対抗措置を取ることを発表。米國産の大豆など106品に対し、25％の関稅を課すことを表明した。

貿(mào)易戦爭の様相を呈しているが、中山大學(xué)アジア太平洋研究院の張宇権（ジャン?ユーチュエン）準(zhǔn)教授は、「最後の一時になる前に、雙方は爭うのを止めるだろう。今はまだそこには至っていない。雙方が和解する可能性が大きく、貿(mào)易戦爭になると私は考えていない。ビジネスマンの本質(zhì)は金もうけで、雙方が傷つくようなことをトランプ大統(tǒng)領(lǐng)はしない」と楽観的な見方を示したという。

その理由について張準(zhǔn)教授は、「トランプ大統(tǒng)領(lǐng)のビジネスの経歴からすると、彼は雷の音は大きいが雨は小さい。彼も中國も貿(mào)易戦爭は望んでいないので、和平が実現(xiàn)する可能性が高い。今は雙方ともケンカ腰になっているだけだ。米國も中國も虛勢を張っているだけで、製品に500億ドルの関稅をかけると言っても米中貿(mào)易額のごく一部にすぎない」としている。

このほか、中國側(cè)も追加関稅措置をいつから実施するかは、中國製品に対する追加関稅措置を米國政府がいつから実施するかによるとしており、早くても6月初めになるとみられ、「それまでの期間に交渉の余地がある」のだという。

しかし記事は、中國の強(qiáng)気の姿勢には「國內(nèi)の民族主義的感情とも関係がある」と指摘。今のところ、中國國民は政府の方針を支持しているのだという。だが、指導(dǎo)者はやはり貿(mào)易戦爭を望んではおらず、民族感情を利用するのは適切ではないと考えていると分析した。

記事は、「貿(mào)易戦爭ははるか先のことのようであり、米中雙方が張り子の虎なのではないか」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/山中）