2018年4月4日、観察者網(wǎng)は「米中間に貿(mào)易戦爭(zhēng)の暗雲(yún)が立ち込める中、韓國(guó)は無(wú)視できない被害者になるだろう」との記事を掲載した。

記事によると、韓國(guó)の昨年の対中輸出は1420億ドル（約15兆1740億円）に上り、そのうちの79％を機(jī)械などの中間財(cái)が占めた。韓國(guó)の研究機(jī)関は中國(guó)の対米輸出が縮小すれば、関連する韓國(guó)の対中輸出もほぼ半分に減ると予測(cè)している。一方、中國(guó)國(guó)際経済交流中心の研究員は今月4日の取材で「現(xiàn)在は多くの製品が歐米、日本、韓國(guó)からの中間財(cái)を中國(guó)で加工し、中國(guó)から再び輸出するという流れ。EUであれ日韓であれ、米側(cè)の陣営かどうかを問(wèn)わず貿(mào)易戦爭(zhēng)の傍観者でいることはあり得ない」と指摘。記事は韓國(guó)のある研究結(jié)果を引用する形で「中國(guó)は多くのハイエンド部品を韓國(guó)から輸入している。中國(guó)と韓國(guó)の経済力を考えると米中貿(mào)易戦爭(zhēng)で受ける衝撃は韓國(guó)の方が上」と論じ、さらに「より一層の災(zāi)難」として韓國(guó)の國(guó)內(nèi)総生産（GDP）に対する國(guó)民の消費(fèi)支出の貢獻(xiàn)率が6年連続で縮小したことも取り上げている。

記事によると、昨年のこの數(shù)字は統(tǒng)計(jì)が始まって以來(lái)、最低となる48．1％にまで落ち込んだ。こうした問(wèn)題について、韓國(guó)メディアは「以前の貢獻(xiàn)率の低下は貿(mào)易、投資の伸びと相殺される関係にあったが、現(xiàn)在は仕事や収入の不安定さ、高齢化の加速、未熟な福祉制度が消費(fèi)者により財(cái)布のひもを締めさせている」などと解説。記事は16年末に韓國(guó)の高齢化のスピードが世界1位になったことや出生率低下の持続、さらに最近まで家庭の債務(wù)規(guī)模の急拡大が続いていたことなどを紹介し、「韓國(guó)のGDPに対する消費(fèi)貢獻(xiàn)率の低下は、米中の貿(mào)易戦爭(zhēng)が全面的に始まった場(chǎng)合に韓國(guó)経済が別の発展の道を見(jiàn)つけにくいことを意味する」としている。（翻訳?編集/野谷）