中國(guó)メディアの界面新聞によると、中國(guó)政府財(cái)政部と稅務(wù)総局が3月末、國(guó)內(nèi)で生産されたシェールガスに対する資源稅の課稅を2018年4月1日から21年3月31日まで3割引き下げると発表していたことが分かった。自國(guó)市場(chǎng)の需要に対応するために商業(yè)化を促進(jìn)する考えとみられる。

シェールガスに対する課稅率の6％を3割引き下げるとした。21年3月31日まで、4．2％の稅率が適用されることになる。中國(guó)政府はこれまで、國(guó)內(nèi)生産のシェールガスに対して助成金を支給してきた。2012?15年は1立方メートル當(dāng)たり0．4元（約6．8円）で、16?18年は0．3元、19?20年は0．2元としている。一方で、減稅措置は今回が初めてだ。

中國(guó)で、これまでシェールガス事業(yè)を手掛けてきたのは中國(guó)石油化工集団（中石化）と中國(guó)石油天然気公司（中石油）の2社だ。

中石化が手掛ける四川盆地のシェールガス田は中國(guó)におけるシェールガス埋蔵量の70％を占めるとされている。同社が2017年に生産した天然ガスは前年比19．1％増の原油換算448億7900萬(wàn)バレルだった。シェールガスを主力とする非従來(lái)型ガスは天然ガス生産量の4分の1を占めたという。

同社の2018年における天然ガス生産の目標(biāo)値は前年比6．8％増の276億立方メートルで、今後6年以內(nèi)に天然ガスの年産量を600億立方メートルに引き上げる方針だ。

中石油は2017年末までに、傘下の西南油気公司の天然ガス日産量が6900萬(wàn)立方メートルに達(dá)し、うち400萬(wàn)立方メートルが四川省にある長(zhǎng)寧シェールガス田での生産分とした。生産量は今後も増加するという。同社は2020年におけるシェールガス生産量の目標(biāo)を100億立方メートル、25年は200億立方メートルとしている。

中國(guó)ではこれまで、シェールガス生産量の伸びが需要増に追いついていなかった。2017年における天然ガス消費(fèi)量は前年比17％増の2352億立方メートルで、國(guó)內(nèi)における天然ガス生産量は同8．5％増の1472億立方メートルだった。一方でシェールガス生産量は過(guò)去3年間連続で前年比7％増程度にとどまった。2017年における天然ガスの対外依存率は12年比で10ポイント上昇して、39％に達(dá)した。

界面新聞によると、中國(guó)石油大學(xué)の劉毅軍（リウ?イージュン）教授は中國(guó)におけるシェールガスについて、商業(yè)化が一定の段階に到達(dá)すれば急速な発展を示すとの見(jiàn)方を示した。米國(guó)において2005年に「技術(shù)的突破」が実現(xiàn)した後には、原油価格が下落する狀況にあってもシェールガスが急速に発展したことを踏まえての見(jiàn)方という。（翻訳?編集/如月隼人）